糖尿病とは

こんにちは、歯科助手の小山です。

2025年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

今回は、糖尿病についてお伝えいたします。

糖尿病は、インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。インスリンは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています。

血糖の濃度(血糖値)が何年間も高いままで放置されると、血管が傷つき、将来的に心臓病や、失明、腎不全、足の切断といった、より重い病気(糖尿病の慢性合併症)につながります。

 

糖尿病はそれが起こる原因により4つのタイプに分類されます。そのなかで、主なものは1型糖尿病と2型糖尿病です。

1型糖尿病

1型糖尿病では膵臓のランゲルハンス島に炎症がおこりインスリンを作る膵β細胞が壊されます。その結果、インスリンの量が足りなくなり、ブドウ糖が細胞に取り込まれなくなることで血糖値が上がります。1型糖尿病の原因はまだはっきりしていませんが、遺伝因子やウイルス感染などが誘因となり、“自己免疫”と呼ばれる機序(外から体に入ってきた細菌やウイルスを攻撃して本来体を守る“免疫”という仕組みが、自分の膵β細胞を壊してしまう)が関与していると考えられています。外からインスリンを注射しないと生命の危機に瀕するようなインスリン欠乏状態となります。

2型糖尿病

2型糖尿病のある方では、インスリンが出にくくなったり(インスリン分泌低下)、インスリンが効きにくくなったり(インスリン抵抗性)することによって血糖値が高くなります。2型糖尿病となる原因は、遺伝的な影響に加えて、食べ過ぎ、運動不足、肥満などの環境的な影響があるといわれています。

歯周病があると血糖値が高くなる?

なぜ、歯肉の炎症である歯周病が糖尿病に関わってくるのでしょうか。

出血や膿を出しているような歯周ポケットからは、炎症に関連した化学物質が血管を経由して体中に放出されています。

ポケットから出て血流にのった炎症関連の化学物質は、体のなかで血糖値を下げるインスリンを効きにくくします(インスリン抵抗性)。そのため、糖尿病が発症・進行しやすくなります。

歯周病治療が血糖コントロールにも影響する

最近では歯周病と糖尿病は密接に関連していると言われており、歯周病の治療をすると血糖コントロールが改善するという研究成果も数多く報告されています。

(歯肉の炎症がひくと、インスリンが効きにくい体質が改善されるため)

 

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