口と歯の気になる症状(続編)

こんにちは。歯科医師の高橋(克)です。

本日のテーマは、口腔内に良い影響を与える習慣についてです。

①運動習慣

毎日の適度な運動習慣によって、全身の血流を促すことにより、骨代謝や食事で得られたビタミンミネラルなどの栄養素の循環が促進され、顎骨や歯周組織に良い影響を与えることができます。

特に口腔機能を向上させるような顎顔面と嚥下に関わる体操(あいうべ体操など)などの口腔機能訓練は将来的な誤嚥性肺炎の予防など、老化に伴う口腔機能低下を予防するのに有効と言われています。

それと運動によるストレス発散効果として、メンタルの安定によるブラキシズムの軽減効果もあると言われています。それにより歯の破折であったり顎関節の症状や食いしばりなどによる筋肉疲労や慢性的な頭痛などの予防効果が期待できます。

ただし、過度な運動であると逆効果になる可能性があるので、そこは注意が必要です。

②バランスの良い食習慣

偏った食習慣により、健康状態に悪影響があると口腔内にもその影響が反映されることもあるようです。

特に顕著なのは口内炎などの舌口腔粘膜に関する病変や味覚異常です。摂取する栄養素が不足すると症状が出現しやすくなるようです。

それと、加工食品などに含まれる添加物などの影響も関係していると言われています。

亜鉛やビタミンB群などが不足すると味覚障害や口内炎の症状が出やすくなると言われています。

超加工食品とされているスナック菓子などを大量に摂取した場合などは、口腔粘膜に傷を作ったり、舌にピリピリとした刺激を感じることも時折あるのではないでしょうか。

それと菓子類は食渣などが長時間口腔内に停滞しやすく、口腔内の自浄作用が低下しやすいため、う蝕リスクが上がることも知られていますので、食べすぎには注意が必要かと思われます。

なるべくバランスのとれた加工されすぎていない食事を良く咀嚼して味わうことで、身体や口腔内の環境が整うと言われていますので、そのような食事がとれるように日頃から気をつけていきたいものです。

③毎日の口腔ケアや良質な睡眠

もちろん日常的に自身でおこなう朝夜と食後のブラッシングやフロス、歯間ブラシや舌ブラシなどを用いた清掃や、含嗽などのホームケア、定期的な歯科検診およびクリーニングなどは口腔内の病気を未然に防ぐ効果があります。

それと健康に密接に関係する良質な睡眠をとることなどは、身体の免疫力を向上させ、様々な細菌やウイルスが繁殖しやすい口腔内環境を整える作用があるようです。

日常生活でこれらを実践するのはなかなか大変なことだとは思いますが、口腔内を健康に保つために上記を参考にしていただければと思います。