夏の感染症

こんにちは、保育士の佐々木です。

皆さん、体調崩さず元気にお過ごしでしょうか。新型コロナウィルスに罹るお子さんが増えてきているようですね。我が家でも、引き続き手洗い・うがい・消毒を徹底し、換気なども忘れずに行っています。

他にも例年小さなお子さんが夏に流行する感染症があるので、紹介していきます。

夏といえば、まず夏かぜを思いうかべますが、その他にも手足口病、とびひ、あせもなどの皮膚病の病気も多くみられます。それでは、代表的な夏かぜと皮膚病を紹介しましょう。

                                                        

*** ヘンパンギーナ ***

 主にコクサッキーウィルスによっておこり、乳児を中心に流行します。症状は高熱で2、3日続きます。口内の奥にぶつぶつができて、痛がります。痛みのために食欲がおちて、水分補給が十分できなくなって脱水になることもあります。のどを刺激しにくいものを与えたり、冷やした水分をあげるとよいでしょう。

*** 咽喉結膜熱 ***

 アデノウィルスによっておこり、いわゆるプール熱と呼ばれるかぜで、プールを介して流行します。主な症状は4、5日持続する高熱、のどの痛み、眼の赤みです。高熱のために、頭痛、寒け、食欲不振などもみられます。乳児では、嘔吐、下痢を伴うこともあります。予防として、プールのあとでは、よく眼を洗い、うがいをしましょう。このほかにも、夏かぜはありますし、また予防接種の影響で少なくなったとはいえ、日本脳炎のような病気もありますので、おかしいなと思ったら、かかりつけのお医者さんに相談しましょう。 

*** 手足口病 ***

 コクサッキーウィルス、エンテロウィルスによっておこり、名前のように、手・足・口に小さなぶつぶつができます。痛を訴えることはあまりありません。手足口病といっても手・足・口にすべて出現するわけではなく、手だけ、足だけの場合もあります。熱を出すことは少なく、皮疹は薬1週間で消失します。

*** とびひ ***

 主にブドウ球菌でおこり、全身のどの部分でもでき、皮膚に水疱(すいほう)をつくります。この水疱は破れやすく、破れた後はジクジクした湿疹様になります。あせも、虫さされなどがあると、その部位をかいてできやすくなります。シャワーや入浴をさせて、身体の清潔に気を配って下さい。

以前新型コロナウィルス感染者が爆発的に増えている状況なので、より一人ひとりが意識して感染対策を行い楽しい夏を過ごしましょう!