むし歯になりやすい人には理由がある!

こんにちは✨歯科衛生士の畑山です☺️

お休みの日は、ついジュースやアイスクリーム、スポーツ飲料を摂取する機会が増え、お菓子もついダラダラと食べてしまいますよね。
そこで今日はダラダラ食べやダラダラ飲みをすると歯はどうなってしまうのかお話しようと思います。
まずは下の図(ステファンカーブ)をご覧下さい。
※ステファンカーブとは・・・ステファンさんが発見したプラーク(歯垢)のphの変化で酸性から中性に戻るまでに要する時間を表しています。
ステファンカーブ
規則正しい食生活をした場合
お口の中のphは基本的に中性で保たれています。
飲食をするとプラーク中のphは酸性に傾き、脱灰がはじまります。歯の表面にある、エナメル質が溶け出す酸度はph5.5です。
これがむし歯の始まりです。
しかし、しばらくすると唾液の働きにより徐々に中性へ戻り、再石灰化されます。
酸性から中性に戻るまでに要する時間は約20分から1時間といわれています。
間食の回数が多い食生活では脱灰の時間が長く、再石灰化の時間が短くなり、むし歯になりやすいのです。
また、近年では健康の為、お酢を飲料として飲まれる方が増えています。
お酢は口腔内を酸性にし、虫歯のリスクを高めます。
3つのむし歯要因
「歯の質や形」「食べ物(糖分)」「むし歯菌」
この3つの要因が重なった状態のまま経過するとむし歯が進行します。

むし歯のリスクを減らすには?

① 回数を決めて間食を減らす
飴やガムを口の中にダラダラいれてませんか?
缶コーヒーやジュースをチビチビダラダラ飲んでませんか?
② むし歯菌(歯垢)を減らす
食後の歯磨きや洗口ができていますか?
③唾液を増やす
食事はゆっくり食べ、しっかり噛み、唾液を増やしましょう。
お子さんに、嫌なむし歯の治療をさせないためにも、大切な自分の歯を守るためにもむし歯になるリスクを減らして、よりよい環境を整えたいものです。
甘いものの誘惑がたくさんありますが、水分補給にはお茶やお水を持参して、少しでも歯が脱灰する時間を減らしましょう。

○酸性に傾きやすい食べ物

ここからは酸性に傾きやすい食べ物について解説していきます。

酸性に傾きやすい=糖度の高い食べ物

甘いスイーツ・スナック菓子などが酸性に傾きやすい食べ物の代表と言えます。絶えずアメをなめる行為も注意が必要です。この他にも飲料水では、甘い炭酸飲料・ジュース・紅茶・コーヒーなども注意が必要です。また、強い酸のもの(レモンや酢、ワイン)は酸性に傾きやすいと言われています。

しかし、あまり神経質になる必要はありません。特に問題点としては「ダラダラと食べ続ける」ということです。食事時に適度に摂取する分には唾液の働きによって再石灰化で正常にしてくれます。また予防として、食事が終わった後に口をゆすぐだけでも効果があるので行ってみて下さい✨

分からないことや気になることがありましたら気軽にお問合せ下さい☺️