歯が見えてなくても虫歯になる!?

皆さんこんにちは。

歯科助手の小山です。

 

2021年も大変お世話になりました。

また来年もよろしくお願いいたします。

 

さて、今日は被せものをした歯は虫歯になるのか?というお話です。

 

被せものをする際はご自身の歯を土台にして

 

その上からかぽっと被せものをいれます。

 

冠、クラウンとも呼ばれます。

 

 

そうするとご自身の歯は普段は見えない状態になりますし、ごはんなどを食べても汚れは直接触れないように思いますよね?

 

そんな、中にあるご自身の歯は再度虫歯になってしまうことはあるのでしょうか??

 

答えは

 

虫歯になる可能性がある!!!

 

です!!

 

ではなぜ?虫歯になってしまうのでしょうか?

 

被せものを被せる際はセメントでくっつけます。その被せ物に隙間、段差があるとそこから汚れが入り込み、セメントがボロボロになったり虫歯になったりするのです。

 

虫歯を治療した後の被せ物と歯、そしてクラウンを被せた歯と隣り合う歯との間、クラウンと歯肉の間、こうした箇所には年月の経過とともに微少な隙間が できるようになります。 この隙間は虫歯の原因となるミュータンス菌が多いプラークが溜まりやすい場所です。 ミュータンス菌は、大きさが数ミクロンのため歯と歯科接着剤の微小な隙間に入り込み、歯そのものを虫歯にしていきます。

 

被せた歯が虫歯になるのを予防するためには??

 

まずはご自身のブラッシングです。

 

クラウンと歯茎の境目はかなり汚れがたまりやすいため、根元の方からしっかりと歯ブラシをあてましょう。

 

また、どうしてもご自身のブラッシングでは限界があるので、そういった汚れはしっかりと歯医者の機械をつかってとりましょう。

 

また、

 

被せものがかぶっている歯は被せものが外れたりしない限り中の状態は肉眼では見えません。定期的にレントゲンをとり状態を確認しましょう。

 

しかし限界もある。。

 

口の中は常に過酷な条件下にあり、冷たい水から熱い食品まで食べることで口の中の熱変化は非常に大きいです。 クラウンと歯には熱膨張率に違いがあります。 その影響でメンテナンスが行き届いたクラウンでも、結果として歯科接着剤のセメントに寿命が訪れることがあります。 クラウンは、一定の年数が経てば交換という性質のものではないですが、歯科医師に診てもらい、必要に応じ適切な処置を受けることが大切です。

 

ですので、一度治療をした歯がある方ほどメンテナンスが重要になります。

 

治療をしたから終わりではなく、その歯が再度虫歯にならないよう定期的に歯科医院を受診しましょう。

 

わからないことがあれば聞いてくださいね。

皆さん、良いお年を☺️