妊産婦さんのお口のトラブル🤰

みなさんこんにちは😃!歯科衛生士の茂木です!最近暑くなったり、寒くなったりで、Tシャツだと寒いときがあるので、衣替えでしまった長袖をクローゼットから出しました🥶🥵衣替えひとりぶんを行うのもかなり大変なのに、自分と家族の分の衣替えをしている世の中のお母さんたちすごいなって思いました😇

さて、今回は妊娠中に起こるお口の変化について書いて行こうと思います!出産すると歯が悪くなるという話を耳にします👂確かに虫歯や歯周病のリスクは上がりますが、適切なケアで予防することも可能です!妊娠期の歯、お口の健康を保って安心して出産を迎えて欲しいと思います🤰🤱👶🍼

妊娠すると、ホルモンバランスの変化(エストロゲンやプロゲステロン)というホルモンの増加に伴い、唾液の分泌量が減少します。これよってお口の中の自浄作用が低下し、さらに味覚の変化や食事内容や回数の変化やつわりによって歯みがきが難しくなることから、虫歯や歯周病になりやすくなります。さらに女性ホルモンの変化でプレポテラインターメディアという歯周病菌の一種が増えることにより、妊娠期特有の「妊娠性歯肉炎」につながることがあります!授乳期の母体健康状態は乳児の健康に影響があることも知っておきましょう!!

 

歯みがきのときのポイント

・食事や間食が増すので食後の歯みがきやうがいをこまめに行うようにしましょう!!

・つわりのときには、できるだけ気分の良いときに歯みがきを行い、磨けないときは、うがいをしましょう!(ベッドが小さい歯ブラシを使うと良いでしょう!)

・食嗜好が変わりやすいので、糖分の多い、飲みものお菓子をダラダラ食べするのは控えましょう!

歯医者さんを受診したい!

つわりが治る4〜5ヶ月目に歯科検診を受けて体調の安定しているうちに歯科治療を済ませておきたいものです!治療中気分が悪くなったら遠慮なくおっしゃってください!

レントゲンの影響

歯科治療で使用するレントゲンはごくわずかな放射線量なのど、照射部位も子宮から離れているのでほとんど影響はありません。妊娠していることを伝えて防護用エプロンを着用するとさらに安心です!

麻酔の影響

現在の歯科治療に使用されている麻酔は局所麻酔で、使用量もわずかなのと、局所で分解されるためあまり影響は少ないと考えられています!むしろ痛みを我慢しての治療は母胎にとってもストレスになる為安定期にも適切に使用した方がよいと考えられています!

適切な口腔ケアと歯科医院の受診の併用で妊娠期の虫歯や歯周病を予防していきましょう!