お口がぽかーん

こんにちは!歯科衛生士の安部です!
皆さん、最近はお家にいる機会が多いと思いますがどのようにお過ごしですか??
以前よりはコロナも落ち着いてはいますがまだ油断はできないのでおうち時間を楽しみましょう🤩

お母さん、お父さんに質問です!
お子さんが普段テレビをみてる時などぽかーんとお口が開いてしまってることはないでしょうか??

このように安静時の状態でお口が開いている状態を『口唇閉鎖不全症』といいます。
口の周りを囲むようにある筋肉を口輪筋と呼びますが、多くの表情筋につながっています。口輪筋や表情筋がゆるんでくると口唇閉鎖不全症につながります。口唇閉鎖不全症は、口呼吸や鼻閉、気管閉塞、いびき、アレルギー疾患などと関連が示唆されています。

口呼吸によってお口の中にもたくさん影響が出てきます。
例えば、、、
・口腔内の乾燥→唾液の機能低下→多数歯虫歯、歯周疾患
・のどの乾燥→細菌の感作→扁桃肥大
・更新閉鎖力とぜつの不均衡→顔面軟組織形態、歯列咬合の異常(口唇乾燥、上顎前突、オトガイ緊張、開口など)

いままでは行っていませんでしたが、当院でも口唇閉鎖力の測定を対象のお子さんに行なっていきたいと思ってます!
そこで、測定する機械を紹介します。

『りっぷるくん』です!

測定の仕方は、
イスに座ってもらい、真っ直ぐに姿勢をただしてもらい、ボタンをお口の中に装着し、牽引して測定するとても簡単な方法です!
対象の年齢はお話が理解できるようになってくる4歳くらいから18歳くらいまでです。
測定値は0.1〜19.9N(ニュートン)で表示されます。
年齢によっての平均値以下の通りです!

ご希望の方は、リップルトレーナーがあります。
こちらはお家でやっていただくものになります。

《トレーニング方法》
1.リラックスして座った状態で、奥歯を噛み合わせ、リップルホルダーを歯にそわせて上下の唇ではさみます
2.唇を閉じて力を入れて「1、2、3」とカウントする間、りっぷホルダーが口から出ないようにプルリングをひっぱります
3.数秒、唇の力をぬいてください
4.同じ位置で7〜10回を1セットとして、トレーニングを行ってください
5.りっぷホルダーを歯にそわせたまま位置を変えて、左、右の方向で各1セットのトレーニングをおこなってください

そろそろ幼稚園や学校が始まりますが、いまはコロナウイルスの影響でおうちにいる時間が増えている分、いままで以上にお子さんたちの状態をしっかり観察できるかと思います!
なにか気になることなどがありましたら遠慮なくスタッフに聞いてくださいね🤩