見えない歯垢を、赤く染め、撃破せよ👀

こんにちは!

歯科衛生士の育村です🍎

 

当院の定期検診(歯周治療)では、「染め出し」を行った上で、

皆さんの今のお口の中の状態に合った口腔ケアについてのアドバイスをさせていただいています😸

 

「染め出し」とは、【PCR検査】の際に用いられる、お口の中の歯垢(プラーク)を赤く染め出すことで、

歯と同じような色をしていて普段は見えづらい歯垢がどこについているのかを、

よりわかりやすくして、きれいにブラッシングできるようにする診査方法です👀

染め出しをされた時、磨けていると思っていても、意外なところが染め出されたり、

頑張って磨いているつもりでも、想像より歯垢が残っていたという経験があるのではないでしょうか?😰

 

【PCR】とは、『プラーク コントロール レコード』の略称で、

専門的に言うと、口腔清掃状態の指数であり、“歯周病”に関する指数のひとつです☝️🦷🌟

 

実は、染め出しは、染めた時に“歯面が白ければ良い、真っ赤になれば悪い”…というだけではないんです!!

ポイントは、“歯の根元”が赤く染まったか、染らなかったか、なんです!!!

 

先程、これは“歯周病”に関する指数であるお話しした通り、歯周病の原因となる細菌は、

まず歯茎の上につき、そこから[歯周ポケット]と呼ばれる、歯と歯茎の間にある溝に入って、歯周病を進行させます。

ですから、歯と歯茎の境目についている歯垢をどれだけ除去できるかが、歯周病予防の鍵であると言えます😤🌈

ですので、歯の表面がいくら真っ赤に染まったとしても、歯の根元(歯頸部)がまったく染まらなければ、

それはカウントには入らないのです!(根元だけが綺麗に磨けている…そんなことは滅多にありませんが🤔)

 

また、染め出しのカウント方法を簡単にお話しすると…

永久歯列であれば、28本(ないし32本)の歯、乳歯列であれば20本の歯の、ひとつひとつを4つの面に分けて、

染まった箇所がどれくらいあるかをカウントして、パーセンテージを出しています✍️🌱

お口の中の全体を100%として、歯垢が染まる割合が[20%以下]というところを目標としています👄

 

唇や頬に隠れて見えづらい歯の根元は、ブラッシングの死角と言えるでしょう😈💭

「歯茎が腫れて、歯磨きをすると血が出る…」なんていうことはありませんか?

この症状は、歯の根元が磨けておらず、歯周ポケットに細菌が侵入し、歯茎が炎症を起こしているサイン!

今日から、歯と歯茎の境目を意識してブラッシングをしてみましょう😊!

次回の染め出しの時、前回よりも歯茎の状態やPCRが良くなっていたら自分を褒めてあげてくださいね🎵

みなさま、ケアルームでお待ちしております🥺💚