かみしめ((🦷))

こんにちは!歯科衛生士の田中(佳)です!だんだん暖かくなってきましたね。まだまださらに色々な自粛があると思いますが、様々な工夫で乗り切れて行ければなと思います!!

今回はクレンチングについてお話していきたいと思います。

まずは皆さんクレンチングという言葉はご存知でしょうか?クレンチングとは簡単に言うと、かみしめ、食いしばりのことです。

実は日常的に、私たちの上の歯と下の歯が接触する時間は意外と短く、食事の時間を入れても1日に15〜20分ほどと言われています。私たちは意識してしていませんがほとんどの時間は安静位空隙と呼ばれる1〜3mm程度の隙間ができています。

しかし、近年ではストレスにより顎の筋肉の過度の緊張により何十分も連続して強く噛み締める習慣をもった方が増えています。この習癖をクレンチングと言います。

ですので、基本的には何もしていない時は上の歯と下の歯はくっついていません!もしカチッとずっと噛んでしまっているのであれば、それはもしかすると顎の筋肉が過度に緊張しているかもしれません!

そして歯周病にすでにかかっている方がクレンチングを始めてしまうと、歯周病を急速に進めてしまったり、他の部分も痛めてしまう場合があります。

ほとんどの方が無意識で行っている事なので、自覚するのはかなり難しいかと思いますが、パソコンに向かっている時、急ぎでなにかお仕事だったりをしている時は定期的に少し手を休めていただいて、クレンチングをしていないか確かめて見てください。
もし行っているなと気づいたら、20〜30秒ほど上を見上げて背筋を伸ばして深呼吸をし緊張をほぐしてみてください!

もちろんリスクとしては大人の方だけではありません!子供の方もスポーツをしている時などに現れやすいです!

1度癖がついてしまうと、なかなか直すのは難しいものです。癖が強くつく前に、気づいたら意識してみるというもの大切です!

クレンチングは本当に続けてしまうと、歯の組織に負担をかけてしまったり、歯自体が脆くなってしまったりと悪影響がありますので日々注意して生活してみましょう!

もしかみしめが酷い場合は、虫歯では無いですが、歯が薄く削れてしまって、刺激が入るたびにズキっとしてしまう知覚過敏の症状だったり、顎に負担がかかってしまって顎の開閉がしにくくなったり、痛みが出たり、肩こりが出たり…。ということもありますので不安な点はどうぞスタッフにお声がけ下さい!