抜けない乳歯

みなさんこんにちは!中村です。
今回のわたしのブログのテーマは
「抜けない乳歯」についてお伝えしていきます。今日は抜けないままの乳歯についてお話をしたいと思います。
乳歯から永久歯の生え替わりは大抵は中学生の頃までに完了するといわれています。しかし、この頃をすぎても乳歯が残っている場合があります。これを乳歯の晩期残存といいます。
乳歯の晩期残存にはいくつかの原因があるようです。
そのなかでも特に多いものとしては
後ろから生えてくる永久歯が生まれつきない場合、
また後ろから生えてくる永久歯の位置が悪い場合、
ただ遅れている場合などです。

生え替わりは、乳歯の根っこが永久歯によって溶かされることによっておこります。だから、後ろの永久歯がなかったり、位置が悪かったりすると、乳歯の根っこが溶かされないため生え替わりの時期をすぎても乳歯が残っているという状態になるようです。

片方の歯は永久歯になっているのに同じ場所の片方の歯は乳歯のままという場合には一度、歯科医院で後ろの永久歯の様子をレントゲン写真でとってもらうといいでしょう。

乳歯はずっと使い続けるにはどうしてももろいため30才になる前にはなくなってしまう場合がほとんどなようです。ただ後ろの永久歯が元からない人の場合だと乳歯を抜いても歯並びに隙間ができてしまいます。乳歯を使えなくなるまで使って使えなくなったら部分入れ歯やブリッジ、インプラントなどをするか、はじめに抜いてしまい矯正などで隙間を埋める治療をするなど、難しい判断になります。
かかりつけの歯科医院のドクターとよく相談をして治療方針をきめましょう。

また乳歯が生えかわらないことで起こる問題もいくつかあります。
生えかわらない乳歯が正常な永久歯の生えかたを邪魔をし歯の並びに影響をあたえます。
また、重なって生えたりすると、歯ブラシでは届かない面ができてしまい、虫歯になりやすくなります。
ここのスタッフでも去年くらいまでは乳歯が一本残っていました。(笑)
そのスタッフ場合は後ろの永久歯は生えて見えていましたが乳歯が抜けずに残っていました。
またその乳歯は欠けた状態だったため虫歯になってしまっていて、永久歯も影響され虫歯になりかけていました。
いまはその乳歯は抜いてもらいましたが、やはりずっと残っていた乳歯のせいで隣の歯との間には柿の種が入るくらいの隙間ができてしまっています。
噛み合わせには特に影響はないのでこのままの状態で経過を診ていくことにしています。

というように乳歯が残っていることによる影響は大きいです。歯科医院のレントゲン写真で後ろの永久歯が生えてきているのを確認できたら抜いてもらいましょう。

今日は抜けない乳歯についてのお話でした!
わからないことがあればドクターやスタッフに気軽に質問してくださいね