ついてしまった歯の汚れ!

こんにちは😃

歯科衛生士の加藤です!

すっかり暖かくなってきましたね!

着いてしまった汚れを落とすには?

歯の汚れを落とす方法はいくつかあります。まずは自宅でできる方法からご紹介します。

自宅でできる歯の汚れの落とし方

もっともお手軽と考えられるのが、ドラッグストアなどで売っているステイン除去アイテムを使用する方法です。ホワイトニングに特化した歯磨き粉や、歯の表面を磨くことで歯を白く見せるホワイトニングペンなどがあります。
ホワイトニングに特化した歯磨き粉には、重曹や研磨剤などが入っており、表面に付いた着色汚れを削り落とす力があります。

また、電動歯ブラシの「ステイン除去機能」を利用することもお勧めですが、研磨剤入りの歯みがき粉と電動歯ブラシとの併用はお勧めできません。 電動ブラシは手で磨くよりもたくさん振動するため、汚れを落とす以上に歯を傷つけるリスクが高くなるためです。
電動ブラシを利用する場合は、研磨剤を含まず、汚れを浮かせて落とす効果があるジェルタイプのものとの併用がお勧めです。

次に、自宅でホワイトニングができる「ホームホワイトニング」という方法もあります。
これは歯科医院で漂白剤(薬剤)とホワイトニングに使用する歯型のトレー(マウスピース)をもらい(または市販のものを購入し)自宅でホワイトニングをするというものです。

これは歯科医院で漂白剤(薬剤)とホワイトニングに使用する歯型のトレー(マウスピース)をもらい(または市販のものを購入し)自宅でホワイトニングをするというものです。

ホームホワイトニングには、汚れを落とすことが目的のものと、歯の漂白を目的としたものがあります。のちほど紹介しますが、漂白を目的としたホームホワイトニングは、歯科医院で行うオフィスホワイトニングに比べ、漂白効果の出方が緩慢です。そのため本格的な白さに到達するまでには長期間にわたりホワイトニングを行う必要があります。

自宅でできない歯の汚れの落とし方

次に自宅でできない方法です。
歯の汚れや歯垢などを本格的に除去するには、やはり歯科医院で専門のスタッフに「クリーニング」をしてもらうのが一番です。クリーニングには、「歯石取り」と「表面磨き」が含まれます。

歯石取りでは少しチクチクとしますが、歯石が取れた後の口の爽快感はなんとも言えない清々しいものがあります。

歯石取りと同時に行われるのが、表面磨き(ポリッシングやPMTC〈プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング))という掃除です。 表面磨きはブラシやゴム製のチップを使用し、歯の表面に残っている細菌と汚れを取り除きます。こちらを行うことで歯を白く見せることができます。

歯科医院で行う歯の漂白

表面の掃除だけでなく歯の内部の色を明るくするには、歯科医院で専門スタッフの施術を受ける「オフィスホワイトニング」があります。これはホームホワイトニングと比べると漂白効果の表れが早く、歯の白さをその場で実感することができます。
医院や使用する薬剤などによって、様々な種類のホワイトニング方法があり、効果の出方や痛みもそれぞれ違ってきます。

歯の白さを保つには?

着色の原因、汚れの除去、漂白について説明してきました。ここでは、歯の白さをキープする為のポイントを振り返ってみましょう。

  • ・コーヒーやお茶など、ステインを含む飲食の後には口をゆすぐ
  • ・歯の表面を傷つけるようなことは避ける(歯磨きをするときにゴシゴシと力強く行わないなど)
  • ・虫歯など、外部からの着色以外の歯の色の変化にも注意する
  • ・汚れを除去したり、歯の漂白をするアイテムや施術なども利用する

歯の表面を傷つけないように注意することも大事ですが、汚れを除去するためには研磨剤入りの歯磨き粉が有効な場合もあります。 生活習慣や歯の状況にあわせて、上手に取り入れることがポイントです。

また、常に自分の歯は見ているので歯に着色がついても気付きにくいことが多く、定期的に歯科医院へ検診に行くこともお勧めです。 定期健診は自覚症状の出にくい初期の虫歯なども発見しやすく、健康面からみてもとても大切です。
期間としては3か月程度を目安に歯科医院へ通うようにすると良いでしょう。