親知らずは抜いた方がいい?

みなさん、こんにちは(^^)
歯科衛生士の田口です😊
つい最近まで食欲の秋に、紅葉、、なんて思っていましたが、ここ数日は冬を感じる寒さですよね!
寒いのは苦手ですが、家ではXmasツリーを出して、冬美味しいものを食べて、寒い季節も楽しもうと思います!!

さて。今日の話題は「親知らず」について💡

「親知らずは抜いた方がいいの?」という質問を受けることも多いので、
色々な角度からお話ししてみたいと思います(^^)

まず「親知らず」とは、
永久歯が全て生えそろった後に18〜20代前半に生えてくることが多い歯で、親に知られずに生えてくることが由来になっています。
正式名称は、第三大臼歯と呼び、前歯から数えて8番目、「智歯」とも呼ばれています。

上下2本ずつ計4本作られ、生えてくる方もいれば、
先天性欠如で一本も作られない方、4本全てではない方も居ます。
また、永久歯が全て生えそろった後に生えるため、親知らずの生えるスペース不足により横や斜めに生えてきたり、その時期に生えてこないこともあります。
また、歯ブラシも届きにくいので、虫歯や歯周病のリスクが高い歯でもあります。患者さん自身が磨きにくいと同時に…歯科器具も入りにくく、治療がしづらい部位であることも事実だと思います。

中には、他の歯と同様に親知らずも真っ直ぐ生えていて、上下の噛み合わせもうまく行っている方もいます。
その場合は、奥まで歯ブラシが届いていることを確認して、よく清掃されてくださいね(^^)

しかし、
歯茎の中にもぐったままの親知らずや、横に生えている場合、
手前の歯や周りの骨を溶かしたり、後ろから押して歯並びを悪くしたり、口臭の原因になったり、悪影響を及ぼすことが多いものです💦

親知らずが虫歯になったり、腫れて、歯科医院で抜歯をすすめられた場合、よほどの事がない限りは、上顎の親知らずは数分で抜けることが多いでしょう。
それに比べて、真っ直ぐ生えていない下顎の親知らずは、歯をいくつかに割って抜歯したり、時間がかかったり、抜歯後腫れるなど、
少し大変な場合が多いかもしれません。
一般的に上顎の方が骨が柔らかく、下顎の骨は硬いものです。また、下顎には下顎管という、大きな神経と血管が入っている管がありますが、
下の親知らずの抜歯の際、下顎管に傷がついてしまうと、出血が止まらなかったり、麻痺が残る可能性があります。その為当院では、レントゲン写真やCT写真により親知らずと下顎管が近い場合は、歯科口腔外科を紹介しております。
紹介先は、東北大学病院、仙台医療センター、徳洲会病院からお選び頂くことが出来ます!

もし真横に倒れているような親知らずを抜歯した場合、
傷口の治癒の過程で、抜歯後3日目をピークに1週間ほど腫れる場合もございますので、
お仕事等のスケジュールの都合も考えていただくと良いのかもしれません(^^)

ちなみに私も、
横に倒れて骨の中に埋まっていた下顎の親知らず2本と、上顎の親知らず2本、、数年前に抜歯し、
矯正治療を行いました!
日々の歯磨きがしやすくなり、今となっては抜歯しておいて良かったな♩と思っています🙌

親知らずでお悩みの方がいらっしゃいましたら、ご相談ください(^^)