みなさん、こんにちは!
かさはら歯科医院、歯科医師の岩谷です。
日ごとに春の訪れを感じるようになりましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
先日、前歯をぶつけたのでみてほしいという小児の患者さんが来院されました。その際は、少し歯が揺れてはいましたが、特に問題はなく治療の必要もありませんでした。普段、歯科診療に携わっていると、子供の外傷の患者さんが急患で来院されることが多いと感じています。
この機会に外傷歯の治療について振り返ってみたいと思います。
本日は外傷歯についてのお話をいたします。
2020年に国際外傷歯学会(International Association of Dental Traumatology)から新しいガイドラインが発表されました。このガイドラインは歯科診療において、外傷歯の緊急治療のための情報を提供することであり、このガイドラインは急患が来院されたときの状況、担当歯科医師の判断、患者さんの特性を慎重に評価した上で適用するものであるとされています。
外傷歯は大きく以下の2つに分けられます。
①破折性外傷歯(Fracture injuries)
②脱臼性外傷歯(Luxation injuries)
①破折性外傷歯の分類は以下のとおりです。
1)亀裂
2)エナメル質破折
3)エナメル質-象牙質破折
4)露髄を伴うエナメル質-象牙質破折
5)歯冠-歯根破折
6)露髄を伴う歯冠-歯根破折
7)水平性歯根破折
8)歯槽骨骨折
脱臼性外傷歯の分類は以下のとおりです。
1)震蘯
2)亜脱臼
3)挺出
4)側方脱臼
5)陥入
6)脱落
外傷の患者さんが来院されてからの診療の流れは以下のようになります。
急患来院
↓
診査
・問診
・視診
・触診
・打診
・歯髄検査
・X線検査
↓
診断
↓
処置
↓
経過観察
診断が非常に重要であり外傷歯の分類を適切にすることができれば必要な処置を決定することができ、適切な診断を行うために診査をしっかり行う必要があります。
次回は、外傷歯の診査について詳しく説明いたします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
桜の便りもすぐそこまで届いていますが、花冷えの頃は体調を崩しやすいのでどうぞご自愛ください。