かかりつけ歯科衛生士

みなさん、こんばんは!
歯科衛生士の田口です👩🏽‍⚕️

本年もたくさんの方々にかさはら歯科医院でお会いする事が出来ました。

12月後半は、いつも担当させていただいている患者さんお一人お一人に”今年も一年お疲れ様でした、ありがとうございます”と挨拶回りのつもりで過ごす日々でした☺️

私の担当する歯周病のメインテナンスでは、毎月お会いする方、2ヶ月に一度お会いする方、3ヶ月に一度の方がいらっしゃいます。

それぞれ皆さんの口腔内の状態についてだけでなく、お身体の具合について、趣味や仕事や子育ての話など、
一年を通してみなさんとのエピソードがあり、わたしの仕事の活力にもなっています。

継続して担当する中で、
「歯に限らず、もっと全体の健康として関わりたい」と思うことが多くありました✨

そのために、まだまだ勉強したいなぁと思います🧐💫

継続して診ていると、
唾液の質や、唾液の量、噛みしめや歯ぎしり等の咬合の問題、生活習慣の中に
症状との共通点を多く感じます。

症状として出るには、
多くの場合、何かしらのリスクや習慣が積み重なり発生します。

症状が出たら、薬を飲む。
それではリスクとなっている原因が変わらない以上、一時的に治まっているだけ。

逆に言えば、
リスクを管理し(プラークコントロール、咬合のチェック、飲食習慣など)、定期的なチェックとPMTC(専門家による機械的な歯のクリーニング)を”継続”することで、
意外と大きな症状が出ないことが多いものだと日々実感します。

歯周病は元の状態には治りません。
しかし、うまく管理すると驚くほど安定はします。
10年ほど担当させていただいている重度の歯周炎の方は、磨き方のコツを掴み、炎症のレベルに合わせた期間で徹底的にプラークを除去。見えている歯石だけでなく、歯肉が引き締まり、また歯根部に沈着している歯石が見えたら、除去しています。重度歯周炎に進んでしまった問題を一つずつ減らしてメインテナンスしています。

今年の10月から、当院では18歳以上の方に血圧測定をお願いしております。
緊張していらっしゃる方が多い中、特に浸潤麻酔を使用した歯科治療における偶発症の予防にご協力をいただいております。
血圧測定をきっかけに、体調についてお話しをする機会が増えました!

30代前半で歯肉からの出血量が多く、血も止まりにくい方は、歯肉だけの炎症ではなさそうだとお話しをしていましたが、毎回の最高血圧が150mmHg以上と高く、内科受診を促すきっかけにもなりました。

逆に、当院で測定する毎月の血圧が高いことがきっかけで、内科を受診し降圧剤を飲みはじめたという患者さんもいました。

先日、喉の奥が真っ赤に腫れて痛みのあった患者さんは、うがい薬等はお持ちでないとのことで、当院で感染対策に用いている”次亜塩素酸水「エピオスウォーター」を紹介し、購入して帰られました。
普段から唾液量が少なく、しっかり歯磨きをしても口腔内細菌が増殖しやすいこと、感染症にも罹りやすいことを再度お話しし、なるべくお水を摂るようにお話ししました。
複数の薬を飲んでいるため、副作用もあって唾液量が少ないのかもしれません。

ただ単に、磨き残しが多いだとか、磨き方について、「歯」だけをみるのではなく、
その方の「健康」への道として、お口の状態を含めて携わりたいものです✨

さて!楽しいお正月は、
飲食回数が増えがちです🍖🍻🍣🍶
だらだら食べは、お口の中が酸性に傾き、むし歯のリスクも上がります。
こまめにお水を摂取するだけでも、違うかもしれません。
意識なさってみてください🦷

「意識する」ことで案外大きく健康は左右されるものだと思います!
健康はご自身のいくつもの選択の連続で出来ているものでは無いでしょうか。

“かかりつけ歯科衛生士”という気持ちで
来年もお会いしたいと思っております。

今年も一年ありがとうございました☺️
良いお年をお迎えください🎍