歯肉炎と歯周炎について

こんにちは、事務局の阿部です。
先日桜が咲いたと思っていたらもうGW…。ことしの連休は暑くなるということで、体調管理をしっかりしようと思います! 今回は歯肉炎と歯周炎について書いていきたいと思います。

1.歯肉炎とは

歯肉炎とは、歯ぐきが軽い炎症を起こしている状態で、赤く腫れていて歯磨きのときに出血するなどの症状があります。

2.歯肉炎の原因と予防

歯ぐきが腫れてしまう原因としては、歯磨きの際に磨き残しがあるなど、お口の中の清潔が保たれていないことが疑われます。歯の表面に付着しているプラーク(歯垢)が取り切れていないと、歯と歯ぐきの間にある歯周ポケットに菌が増殖し、この菌に対して歯ぐきの免疫細胞が反応すると歯ぐきが腫れたり出血したりなどの炎症を起こしてしまいます。
炎症を起こさないためにも、お口の中の歯垢をできるだけ取り除き、清潔に保つようにしましょう。歯ブラシだけでは落としきれないプラークは、歯間ブラシやマウスウォッシュを使うなども有効です。

3.歯周炎とは

歯周炎とは、歯肉炎の症状が進み、炎症が歯ぐきだけではなく歯根膜や歯槽骨などの歯周組織にまで及んでしまった状態です。軽度、中等度、重度と炎症の段階で分けられます。

4.歯周病について

歯肉炎、歯周炎のどちらも歯周病の段階を表しています。
歯肉炎は初期段階の歯周病です。歯肉炎が進むと歯周炎となるため、歯周炎は中度の歯周病となります。

5.歯肉炎になってしまったら

歯周病の初期段階である歯肉炎になってしまったら、口腔内を清潔に保つことに注意して悪化を防ぎましょう。歯肉炎は毎日のケアでプラークコントロールに注意することで治る症状です。加えて歯科医院で歯垢を取ってもらうなどのクリーニングをすることで口腔内を清潔に保つことで予防にもなります。
放置して悪化してしまうと、中等度の歯周病、重度の歯周病…と、治療に費用がかかるようになるだけでなく、段階に応じて完治までの時間も要するようになってしまいます。どんな病気でも早期発見、早期治療が有効なように、歯肉炎になった場合も軽く考えずにしっかりと完治を目指すことをおすすめします。

6.まとめ

歯周病と言っても段階や部位によって呼び名が違うため、予防も大変そうに感じますが、お口の中を清潔に保つことが一番の予防になります。歯ぐきが腫れているとまで行かなくても、歯磨きをしても口臭が気になったり、お口の中のネバつきが取れないなど気になる症状があれば、一度歯科医院でクリーニングを受けられることをおすすめします。