こんにちは🌿
歯科衛生士の田口です😊
桜が散ったかと思えば、ぐんぐん緑が芽吹いて新緑の季節。1ヶ月の中でも季節の移ろいと大地のパワーを感じ、大好きな季節です🌱
今回のテーマは「副鼻腔炎で歯が痛む」😫
長引く風邪の鼻症状から、副鼻腔炎になり、顔面と上の奥歯が痛くて仕方がない!
という、恥ずかしながら私の実体験ですが😶🌫️
副鼻腔炎(蓄膿症)を発症した7割の患者さんが、歯の痛みも訴える…という研究報告もあるそうです。
副鼻腔炎や原因不明で歯が痛い方、過去に副鼻腔炎になったことのある方もぜひご一読いただければと思います。
「副鼻腔」とは
目や頬骨の後ろ、額に位置する4つの空洞です。副鼻腔は、吸い込んで体内に入る空気を湿らせ、温める役割を持っています。また副鼻腔内の粘膜や繊毛が、空気、粘液からバクテリアやウイルスを濾過して肺に入るのを防いでくれています🦠
「副鼻腔炎」とは
副鼻腔内の粘膜が炎症を起こすと、副鼻腔の内側に膿を含んだ鼻水が溜まり、粘膜が腫れて頬や目の痛み、頭痛、そしてしばしば歯痛を引き起こします。
副鼻腔のうち、上顎洞と呼ばれる空洞は上の歯根や歯の神経のとても近くにある(歯根が入り込んでいるケースもある)ので、歯の痛みも引き起こす事が多いのです。
【特徴】
●何もしなくても痛む
→ジャンプをしたり振動で歯が響いたり、炎症がひどいほど、何もしなくても歯の痛みが強くなります。
●上の奥歯(複数の歯)が痛い
→副鼻腔に接している歯根の炎症が広範囲であるほど複数の歯が痛みます。
●左右どちらかだけ痛む
→一般的に副鼻腔炎は左右両方の副鼻腔に起こりますが、歯痛は左右どちらかだけ、と言うケースが多いようです。まれに急性副鼻腔炎で左右両方の奥歯が痛む方も。
●神経のある歯こそ痛む
●下を向くと痛い
→下を向くと副鼻腔に溜まっている膿の場所が変わり、副鼻腔内の圧力が変化します。下を向いた方が、歯や顔、頭の神経を圧迫するため痛みます。
※わたしの場合は、横になると更に痛んで眠れませんでした😵※
上記に加えて、わたしの症状としては…
・歯痛と顔面痛😖
(炎症が酷く冷やしても痛みは落ち着きませんでした)
・発熱🤒
・鼻が詰まって味がわからない🤧
・耳も塞がる👂
・口呼吸になっているので、口腔内が乾燥し歯の汚れもつきやすいことを実感😅
これほどまでに歯が痛いとは、トラウマになるほどです…
さらには、鼻をかむ回数が多い状態が1週間以上続き、鼻をかむ度に歯がぶつかり、食いしばるものだなぁ〜🦷と感じました。
必要以上に上下の歯がぶつかって、余計に違和感を感じているのかなぁ⚡️という私の感覚もあります。
↑花粉症の方も、起こるかもしれませんね💦
また今回は鼻👃→歯🦷に症状が出た場合でお話しをしておりますが、
歯が原因で上顎洞に炎症が起きる事もあります。(歯性上顎洞炎)
こちらの原因は、むし歯や歯周病、歯根破折、歯根嚢胞など。
いずれにせよ、歯科や耳鼻科での専門的な診査と診断、抗生物質の投与や原因に対する治療が必要です。
急性症状を起こしたり、炎症が酷くなってからでは、治りも遅い…と痛感🤢
自分の心身の声に耳を傾けることは大切ですね🌱
いよいよGWに突入。
お怪我や健康に気をつけて、良い時間をお過ごしください✨✨
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。