むし歯のでき方、進行の仕方について

みなさん、こんにちは!
歯科衛生士の佐藤和泉です🙂

11月になり、気温も低い日が多くなってきましたね🥶体調管理には十分気をつけて暖かくして過ごしましょう!

さて、今回は、『むし歯のでき方や、進行の仕方について』お話ししていきたいと思います!

 

《むし歯のでき方》

私たちの口の中には、たくさんの細菌がすんでいます。その中の一つの「ミュータンス菌」が主なむし歯の原因菌です。
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口の中のむし歯菌が食べ物の中の砂糖を栄養に、表面にネバネバした物質を作ります。
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そのネバネバした物質の中にむし歯菌や他の細菌が住み着き、どんどん増殖していきます。
これが歯垢(プラーク)といわれているものです。
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歯垢(プラーク)の中のむし歯菌は食べ物の中の糖質を材料に酸を作り、次第にエナメル質を溶かしはじめます。これがむし歯です🦷😈

 

《むし歯の進行の仕方》

★C1
ほとんど症状はありません。
この程度のときに治療を行えば痛みもあまりなく、簡単に終わります。
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★C2
しみるようになってきます。
この時点で治療を行えば神経をとらずにすみます。一刻も早く治療を行いましょう。
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★C3
激しく痛むことがあります。
ここまで進行してしまうと、神経をとらなければいけません。神経がなくなると、歯はもろく欠けやすくなります。
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★C4
腐った根だけが残り、根の周囲に溜まった膿のため、口臭もひどくなります。
神経の治療ができない場合には、歯を抜かなければなりません…
根の周囲に膿をもつように、身体の一部に化膿性の炎症をもっていることは病気の爆弾を抱えているようなものです。
全身病の引き金にもなってしまいます😵

 

《むし歯になりやすい場所》
むし歯になりやすいところは、
①歯と歯の噛み合わせの面
②歯と歯茎の境目
③歯と歯が接している面
になります。
この3箇所は磨き残しが出やすい部位なので、しっかり歯ブラシの毛先を溝や、歯と歯茎の境目に当てたり、歯ブラシ以外に糸ようじや歯間ブラシを使用して、毎日の口のお掃除を丁寧に行う必要があります!

 

《むし歯の原因》
むし歯には、
①口の中のむし歯菌
②みなさんの歯の質
③食物(糖質)
が関わっていて、これらが合わさることでむし歯が発生します。
予防するために、
❶毎日丁寧に歯磨きをする
❷甘いものを減らし、ダラダラ食べをしない
❸カルシウムをとり、強い歯にする
ことなどが大切になってきます。

 

これらのように、むし歯を予防するためには、まずみなさん自身が自分の口の中に興味を持ってもらい、日々のブラッシングや、間食の取り方などを工夫して気をつけることが大事になります🪥
また、初期のむし歯の発見は難しいため、歯科医院での定期検診も受け、健康な口を保っていきましょう!✨