歯周病と全身疾患について

みなさん、こんにちは!歯科助手の岡崎です☺️✨️

9月も終盤となり、ようやく暑さがなくなり、涼しくて、過ごしやすい気温になってきましたね☀️☁️

今回は、『歯周病と全身疾患』についてお話をしていきます。


みなさん、“歯周病”とはどんな病気かご存知ですか??💭

🦷歯の大部分は、骨で支えられていています。
歯周病とは、歯ぐきが赤く腫れ、炎症を起こし、骨が溶けてきて、歯がグラグラ揺れ動いてきます。最終的には、支える骨が溶けてなくなり、歯が抜け落ちてしまうという怖い病気です、、😰


主な原因は、歯と歯ぐきの間の汚れです。

汚れが2、3日溜まっていくと、最近が出した有害物質で歯ぐきに炎症を起こします。さらに、細菌や有害物質は、歯ぐきの中の血管の中に入り込み、全身を周るのです。😱


🟢歯周病と糖尿病
歯周病と糖尿病は、合併症の1つです。

実際、糖尿病の方は、そうでない方に比べると歯周病にかかっていることが多いです。
また、歯周病になると、糖尿病が悪化し、糖尿病になると歯周病が悪化すると、相互に悪影響を及ぼし合っていると言われています。


🟢歯周病と誤嚥性肺炎
誤嚥性肺炎とは、食べ物や異物を誤って気管や肺に飲み込んでしまうことで、起こる病気です。

肺や気管は、咳をすることで異物が入らないように守ることができます。ですが、高齢になると、この機能は低下するため、食べ物と一緒にお口の中の細菌を飲み込み、その際にむせたりすると細菌が気管から肺の中へ入ることがあります。その結果、免疫力が衰えた高齢の方は、誤嚥性肺炎を引き起こしてしまうのです💧

誤嚥性肺炎の原因となる細菌のほとんどは、歯周病菌と言われています。


🟢歯周病と骨粗鬆症
骨粗鬆症とは、全身の骨強度が低下し、骨がもろくなり骨折しやすくなる病気です。

原因は、エストロゲン不足と言われており、エストロゲンの分泌がなくなると、全身の骨がもろくなると同時に、歯を支えている骨ももろくなります。
また、歯周ポケットの中では、炎症を引き起こす物質がつくられ、歯周炎が進行しやすくなると言われています。

更に閉経後の女性は、歯周炎にかかっていなくても、ホルモン(エストロゲン)の減少により、歯周病になりやすい状態であるため、口腔ケアは欠かせません🪥

 

🟢歯周病と心臓疾患(狭心症・心筋梗塞)

動脈硬化により、心筋に血液を送る血管が狭くなったり、ふさがってしまい心筋に血液供給がなくなる病気です。

動脈硬化の原因は、運動不足や不適切な食生活、ストレスが原因ですが、歯周病菌などの細菌感染が原因とも言われています。歯周病菌などの刺激により動脈硬化を誘導する物質が出て、血管の中にプラークができ血液の通り道が細くなるのです。プラークが剥がれると、その場で血管が詰まったりその先の血管の細いところで詰まってしまいます💧

 

🟢歯周病と妊娠性歯肉炎

一般的に妊娠すると、歯肉炎にかかりやすくなります。女性ホルモンが大きく関わっており、エストロゲンという女性ホルモンがある特定の歯周病原細菌の増加を促したり、歯茎を形作る細胞がエストロゲンの標的となると言われています。

また、歯周病は低体重児出産や早産のリスクにも繋がります。原因は、お口の中の歯周病菌が血中に入り、胎盤を通して胎児に直接作用するのではないかと言われています。 高齢出産やタバコやアルコールよりも高いリスクがあります💧 

 

歯周病は、全身に悪影響を及ぼす病気です。できるだけ早い段階での治療・予防をすることが大事です!

🌟お口もお身体も健康でいるために、定期健診を受診し、歯周病予防をしていきましょう!🦷✨️