顎関節症とは🦷

こんにちは!歯科衛生士の西田です🐥

最近は暑くなってきましたね!
かさはら歯科医院の近く(苦竹駅付近)を流れる川に鴨の家族が訪れるようになりました🦆
鴨の数を数えながら橋を渡るのが最近の日課になってきました😌

熱中症に気をつけながら、お散歩等して、季節を楽しもうと思います☀️

さてさて今回のテーマは
『顎関節症とは』です🗣

顎関節症って聞いたことはあってもよく分からないという方、多いと思います!
顎関節症とは、顎の痛み、口を開けにくい、関節音がするといった症状を伴う顎の関節や顎の筋肉の病気のことです。
症状が一つでも該当し、他に原因となる病気がない場合に顎関節症と診断されます。しかし明確になっていないことが多く世界共通の定義がないのも事実です。

顎関節症を引き起こす原因は様々です。

歯ぎしり、くいしばり、悪い歯並びや噛み合わせ、ストレス、外傷等…

顎関節症の症状は主に
✅関節雑音:口を開けたり閉めたりした時に音がする
✅開口障害・運動異常:口を開けにくい
✅顎の痛み:口を開けたり閉めたりした時に顎の辺りや耳の前などに痛みを生じる

「関節雑音」「開口障害・運動異常」「顎の痛み」のうちの1つでも当てはまり、他に症状を引き起こす病気がない場合に診断されます。
咀嚼筋や関節周囲の組織の異常、関節円板のズレ・変形、関節部の骨の変形 などの原因によって分類して診断される事が多いです。
顎関節症の世界的に共通した診断基準はないため、研究が進めれています。

顎関節症は口元のみの病気ではありません。そこからさらに全身に影響が出る場合があります。
顎や顎の動きに異常が生じるだけでなく、頭痛や肩こりなどの症状が現れることもあります。また、個人差はありますが、首・背中・腰などの痛み、耳の痛み、耳鳴りなど、全身への悪影響が及ぶ可能性もあります。

 

 

 

 

 

★治療方法
顎関節症の効果の高い治療方法が明確となっていないため、顎関節症の治療方法は歯科医院によって異なる場合があります。また、患者さんの症状によっても行われる治療方法は異なることがあります。
主な治療⬇️

✅薬物療法
痛みを薬で抑えます。また、筋肉の緊張が強い場合にも薬を用いることがあります。服用している薬がある場合には、飲み合わせ等の確認のためにも医師に伝える必要があります。

✅理学療法
電気を流したり、マッサージを行い、顎周辺の筋肉の緊張を改善します。筋肉をほぐして血流を改善し、痛みを軽減します。

✅運動療法(リハビリ)
ずれてしまった関節円板を元に戻すような運動を行ったり、顎周りの筋肉のストレッチを行い口を開けられる量を増やしたりします。

✅スプリント療法
マウスピースを装着して顎関節をリラックスさせた状態にします。昼間はマウスピースを装着する必要がないため、日常生活への影響は少ないです。

✅心身医学療法
ストレスは食いしばりなどの原因となるため、取り除く必要があります。くいしばりがある場合、スプリント療法で顎や咀嚼筋への負担を軽減することができますが、その根本原因へのアプローチも必要にはなります。

ここまで読んでくださりありがとうございました🙇‍♀️
少しでも相談したいことがあればお気軽にかかりつけ医に相談しましょう🦷