フッ素塗布とシーラント

みなさんこんにちは!歯科助手の平賀です😸



6月も終盤です。夏が近づいてきましたね☀️

私は人生初沖縄に行ってきました🌺
沖縄で開催された”予防歯科シンポジウム&か強診サミット”に参加してきました。
学ぶことが多く、貴重な経験になりました!!


今回は”シーラントとフッ素”についてお話します🦷


みなさんは、フッ素塗布とシーラントの効果はご存知ですか??

🌟フッ素
フッ素は、自然界にある天然のもので海水中や土に含まれており、身近なものです。
海藻や小魚、紅茶、緑茶など食品にも含まれているため、普段から口にしています。


乳歯や永久歯の生え始めなどの歯の質が弱い時期や、むし歯になりやすいお子さんに対して、予防措置としてフッ素の塗布を行っています🪥

フッ素は、歯の表面に塗ります。
歯と歯の間や歯と歯肉の境目のむし歯予防、軽い虫歯をこれ以上進行させない効果もあります!
また、生えたての歯には、歯がフッ素を取りこんで糖分からできた酸に対する抵抗力を増す働きもあります。

フッ素には3つの効果があります✨

・歯を強くする
・むし歯を減らす
・再石灰化を助ける
☞再石灰化とは、歯の溶けだしたミネラルが歯の中に戻ることをいいます。
その反対で、ミネラルが溶け始めてしまった部分を脱灰(むし歯のなりはじめ)と言います。


🌟シーラント

シーラントとは、むし歯にならないために奥歯の溝をプラスチックで埋めるもので、
世界保健機関や国際歯科連盟が強く推奨するむし歯予防法です。

特に奥歯は、噛み合わせの面などに溝がありますが、この溝は奥の方が細いことがあります。
この細い溝に、むし歯菌や食べカスが入ってしまうとなかなか歯ブラシだけではキレイにすることは難しいです。
そのため、むし歯の原因となることがあります😈

歯ブラシだけでは落としきれない汚れをキレイに落としたあと、プラスチックで埋めて食べカスなどが入らなよう予防していきます。

シーラントにも3つの効果があります✨
・歯を強くする
・むし歯菌を歯につきにくくする
・溝を埋めることで歯ブラシで汚れを落とせる


⚡フッ素塗布、シーラント処置後の注意事項があります

・処置後30分ほどご飲食を控えていただくとより効果的です
・シーラントは噛み合わせや歯ぎしりなどで外れてしまうことがあるので、定期的なチェックも大切です


フッ素塗布やシーラントをしておけばむし歯にならないというわけではありません‼️
正しい食生活とご自宅でのセルフケア、歯科医院でのメンテナンスを行うことがむし歯の予防に繋がります🌼