むし歯について

歯科衛生士の井上です( ´∀`)

皆さん!!

あけましておめでとうございます🎍

今年もどうぞよろしくお願いします✨

お正月はどうお過ごしでしたか?

今年のお正月は、雪降らなく安心してましたがここ数週間で大寒波が来て大変でしたね💦

いやぁー今年は降らないから油断してました😱💦

久しぶりの雪かきで少し筋肉痛になっちゃいました😅

娘は、雪が降って大喜びでした😊✨

玄関前には雪だるまを作って満足そうでした!!

さて、今回は『むし歯について』お話ししていきます。

皆さん、歯医者さんや学校での歯科検診で口の中を診てもらった時に『C』って言われたことはないですか?

この『C』とはむし歯のことで英語でcaries(カリエス)と言います。

さて、むし歯はどうやって出来るのかと言いますと食事をすると、食べ物の中の糖質と口の中の菌によって歯垢(プラーク)が作られます。

歯垢は、細菌の塊で歯と同じ乳白色で水に溶けにくく、粘着性が強いため、うがいでは取れません。歯ブラシでは取れます。

しかし、そのまま放置してしまうと歯石といって石みたいに汚れ固くなり歯ブラシでは取れなく、専用の歯科の器具で取らなくてはなりません。

なので、柔らかい歯垢(プラーク)のうちに取ることが虫歯の予防の一歩です。

また、歯垢(プラーク)を放っておくと歯垢の中の菌が糖質を分解して酸を作り、歯の成分のカルシウムやリンが溶け出してしまいます。

ここからむし歯が進行していきます。

むし歯が進行すると段階ごとで呼び方も変わっていきます。

CO(要観察歯)

歯の表面がわずかに溶けて、白斑(ホワイトスポット)が見られ、歯の再石灰化作用を促すことで健康な状態に戻り、ブラッシングやフッ素の使用が有効です。

C1

エナメル質が溶け始めた状態。エナメル質が白く濁って、亀裂が入ったり、褐色や黒色の線が見られてます。

C2

エナメル室の内側にある象牙質が溶け始めた状態。

冷たい物や甘いものを食べると、歯がしみたり、痛みが生じたりします。

C3

歯の真ん中の歯髄の近くまで溶け始めて、歯髄の炎症を伴う状態。さらに進むと歯根膜の炎症も引き起こします。飲食時にしみたり、傷んだりします。

C4

歯の大部分が崩壊して、歯の根だけが残っている状態。歯髄が死んでいて感覚がなく、痛みは感じない。歯を残すことが困難で歯を抜く場合がある。

上記のようにむし歯の進行は五段階に分けられます。

このようにむし歯は進行していきますので、また、唾液には、溶けた成分を補い、修復する再石灰化の働きがあります。時間の経過とともに歯は溶けたり、修復されたりを常に繰り返してます。