皆さんこんにちは🍧
歯科衛生士の横澤です。
最近は30度超えの日々が日常になり、暑い日々が続いておりますね…
私も家ではエアコンがかかせません💦
今回は歯周病についてのお話です。
歯周病とよく聞きはするけども、一体何なのか…実際のところを皆さんご存知ですか?
そもそも歯周病は歯肉炎が進行して、発生する場合が多いです。
磨き残しに含まれる歯周病菌、カビ菌などにより、歯茎は炎症を起こし歯肉炎が発生します。
汚れが歯と歯茎の間のポケットに入り込み、ポケットがどんどん深くなり、やがて歯を支える骨までも溶かしてしまったり、歯茎が下がってしまいます。これにより歯が露出して歯がしみる症状が起きることもあります。
最終的には歯がぐらつき、抜けてしまいます。
歯周病はいずれは歯を抜く事になってしまう恐ろしい病気です。
ではなぜ、歯周病になってしまうのか?
その原因は大きく3つに分類されます。
1、細菌によるもの
磨き残しによる、プラーク(歯の表面についた最近の塊)によって歯周病になる。
例:カビ菌、歯周病菌
2、自分の体の状態によるもの
自身の口の中や、全身の状態によって歯周病になりやすい。
例:
〜口の中の状態〜〜
・歯石(汚れが放置され石ようになったもの)
・虫歯
・自分に合ってない銀歯、修復済みの歯
・口呼吸
・噛み合わせが普通ではない
・歯並びが悪い
・歯の形が悪い
・歯ぎしりや、食いしばりの癖がある
・舌や、唇での癖がある
・職業的習慣(トランペット演奏家など日常的にはと歯の間煮物を挟んでいる)
〜全身の状態〜
・糖尿病:代謝障害によって歯周病になりやすく、治りも悪い。
・後天性免疫不全症候群(エイズ):免疫が低い為なりやすく、進行しやすい。
・骨粗鬆症:歯を支える骨も失われやすい
3、環境によるもの
自分自身の習慣などによって歯周病になりやすい
・喫煙:血管が縮み、血行障害を起こす為、菌の影響を受けやすい。治りも悪い。
・栄養障害:ビタミン不足などにより免疫が下がっていると歯周病になりやすい。
・肥満:蓄積してる脂肪細胞から炎症を引き起こしやすくなり、歯周病になりやすい。
・薬物:てんかん、高血圧、臓器移植の際の治療薬により、歯茎が膨れ上がる症状が起きる。
また薬の副作用で、唾液の分泌量が低くなり、口の中が乾き、清潔状態を低下させ、歯周病になりやすい。
いかがでしたか?
自分も歯周病かも、、と思った方は早く、歯科医院を受診しましょう!
歯周病は日に日に確実に進行していきます。
全身的な体の理由や、習慣はすぐには変えられない場合が多いです。
まずは、口の中の歯石を落としたり、虫歯を治したり、自分に適してない銀歯などを直す事によって、歯周病菌が留まりにくい環境にすることが大切です。
皆様をお待ちしております。