【冬の感染症対策】実はお口のケアがインフルエンザ予防になる理由とは

皆さんこんにちは。総合職の奥田です🐰

11月に入り朝晩の冷え込みとともに空気の乾燥が気になる季節になりましたね🍂

この時期になると毎年ニュースで行われるのがインフルエンザや風邪の流行に関する報道です。
手洗い、うがい、マスクの着用、予防接種など既に様々な対策を始められている方も多いのではないでしょうか😷

実は、これらの定番の予防策に加えて「お口の中を清潔に保つこと」が非常に強力な感染症予防になることが近年の研究で明らかになっています。
風邪の予防と歯医者に行くこととどんな関係があるのと思われるかもしれません。今回は本格的な冬を迎える前に知っておきたい、感染症予防の深い関係についてお話しします。
1、お口の細菌がウィルスの侵入を手助けしてしまう?🦠
インフルエンザなどのウィルスはお口や喉の粘膜に付着し、細胞の中に侵入することで感染を引き起こします。健康な状態の粘膜は、ウィルスの侵入を防ぎバリア機能を持っています。
しかし、お口の中にプラーク(歯垢)や歯石が溜まって、細菌が増殖すると、その細菌たちが「プロテアーゼ」や「ノイラミニダーゼ」といった強力な酵素を作り出します。これらの酵素は、粘膜のバリアを破壊し、ウィルスが体内に侵入しやすい環境を自ら作ってしまうのです。
つまり、お口の中が汚れて細菌が多い状態のままだと、ウィルス感染のリスクが格段に高まってしまいます。
2.口腔ケアで、インフルエンザの発症率が「10分の1」に激減🪥
お口のケアがいかに感染予防に有効かを示すデータがあります。
ある高齢者施設で行われた調査によると、歯科医師や歯科衛生士による専門的な口腔ケア(お口のクリーニングや正しいブラッシング指導)を定期的に受けたグループは、日常的なケアのみを行っていたグループに比べ、インフルエンザの発症率が約10分の1位くらいまで激減したという結果が出ています。
毎日の丁寧な歯磨きと、歯科医院での専門的なケアによって、お口の細菌数を減らす事は、インフルエンザの予防効果があります。
3.歯周病による「免疫力の低下」を防ぐ💪
お口の代表的な病気である「歯周病」も、全身の免疫力に悪影響を及ぼします。歯ぐきが慢性的な炎症を起こしていると、体全体の免疫システムがその炎症の修復で手一杯になってしまいます。その結果、本来戦うべきインフルエンザなどのウィルスに対する抵抗力(免疫力)が落ちてしまうのです。
また、歯周病菌が発する毒素が、体内に取り込まれると、全身の炎症を引き起こす原因にもなります。お口の健康を守る事は、全身の免疫力を高い水準でキープすることに直結しています。
4.今すぐできる!冬を乗り切るためのお口のケア🦷
ウィルスに負けない体を作るために、今日から以下の2つだけはを意識してみましょう!
・起床後、すぐの歯磨き・うがい:寝ている間は、お口の中の細菌が最も増殖します。朝起きたら朝食を食べる前に、まずうがいや歯磨きをして増えた細菌を洗い流しましょう。
・歯科医院での定期健診とクリーニング:歯磨きだけでは落とせない歯石やバイオフィルム(細菌の膜)は、歯科医院の専用の機器でしか除去できません。

手洗い、うがいにプラスして「毎日の丁寧な歯磨き」と「歯科医院でのプロフェッショナルケア」を行うことがこの冬を元気に乗り切る最高の秘密です。
「最近歯医者に行ってないな」という方は、本格的な冬が到来する前に、この11月に、ぜひ一度お口のメンテナンスにいらしてくださいね。
皆様のご来院を心よりお待ちしております。