みなさまこんにちは😊
歯科医師の佐々木沙弥子です。
暑い日が続くようになり、夏らしい季節になってきましたね🌻
暑さや疲れ、ストレスなどが重なると、知らないうちに歯ぎしりや食いしばりが増えてしまうことがあります。
前回まで「顎関節症」についてお話ししましたが、今回は「咀嚼筋(そしゃくきん)」と、そこに関係する咀嚼筋腱・腱膜過形成症についてお話しします。
咀嚼筋とは、食べ物を噛むときに働く筋肉で、咬筋や側頭筋などがあります。これまでもお話ししてきたように、歯ぎしりや食いしばり、TCH(歯列接触癖)などが続くと、咀嚼筋にも負担がかかります。
今回は「やめましょう」とお伝えするだけではなく、こうした習慣によって負担がかかる「咀嚼筋そのもの」にも注目してみたいと思います😊
「口が開きにくい=顎関節に問題がある」とは限りません。
実は、咀嚼筋の中にある「腱」や「腱膜」が原因となって、口が開きにくくなる病気があります。
それが、咀嚼筋腱・腱膜過形成症です。
咀嚼筋の腱や腱膜が厚くなることで、口が開きにくくなる疾患です。特に、若い頃から徐々に開口量が減ってきた場合や、顎関節に大きな問題がないのに開口障害が進行する場合には、この疾患も考える必要があります。
「口が開きにくいから顎関節症かな?」と思っていても、原因が顎関節ではなく、咀嚼筋やその腱・腱膜にある場合があります。
そのため、開口障害の診察では、開口量や痛み、顎関節・咀嚼筋の状態、症状が出始めた時期などを確認し、必要に応じてレントゲンやCT、MRIなどで原因を調べます。
もちろん、開口障害の原因は顎関節症や筋突起過形成症などさまざまです。「口が開きにくい=顎関節症」と自己判断せず、原因をきちんと調べることが大切です😊
日常生活では、「食いしばっていないかな?」と意識することも大切です。上下の歯が当たっていたら、ふっと力を抜いて歯を離してあげましょう✨
「最近口が開けにくい」「以前より口が開かなくなってきた」「噛むと頬やこめかみが痛い」など、気になる症状がありましたら、ぜひ一度ご相談ください😊
症状の原因を確認し、一人ひとりに合わせた治療をご提案させていただきます🦷✨
