こんにちは!歯科医師の山岸です!🦷
今回は糖尿病に関連する検査について書いていこうと思います。
〇糖尿病と関連する検査項目
診断基準やコントロールの指標に用いるものを以下に示します。
・空腹時血糖(FBS:Fasting Blood Sugar)
早朝空腹時に測定した血糖値です。
・随時血糖
食事と採血との時間関係を問わないで測定した血糖値(糖負荷後の血糖値は除
く)です。
・ブドウ糖試験(OGTT) (2時間値)
ブドウ糖投与2時間後に測定した血糖値です。
・HbA1c
ヘモグロビンのうちブドウ糖と結合しているものの比率です。
過去1~2か月の平均血糖を反映します。
・尿ケトン体
尿中に排泄されたケトン体の量です。
*糖尿病ではブドウ糖が細胞内に取り込まれずエネルギー源として利用しにくい
ため、代わりに脂肪が代謝されます。
ケトン体は脂肪代謝時の副産物として生じる有機酸であり、蓄積されると代謝
性アシドーシス(ケトアシドーシス)をきたします。
また、診断には用いませんが、参考とするものを以下に示します。
・尿糖
尿中に排泄されたブドウ糖です。
通常、健康な人の尿にはほとんど検出されませんが、血糖値が異常に高くなる
と腎臓の再吸収機能が追いつかず、尿に糖が漏れ出ます。
・グリコアルブミン(GA)
血中アルブミンのうちブドウ糖と結合しているものの比率です。
過去2 週間程度の平均血糖を反映します。
より短期的な血糖値の変動を鋭敏に捉えることができるため、治療効果の早期
確認や、赤血球の寿命の影響を受けにくいという利点があります。
・Cペプチド
膵臓で作られるインスリンの前駆体であるプロインスリンが分解される際に生
成されるペプチドです。
インスリン分泌能力を測るための指標として用いられます。
測定することで、インスリン注射をしている場合でも自分の体内で作られたイ
ンスリン(内因性)の量を推定することができます。
・抗GAD抗体
インスリンを産生する膵臓のβ細胞を攻撃する自己抗体です。
1型糖尿病と2 型糖尿病の鑑別に用いることがあります。
〇糖尿病の診断基準を以下に示します。
・初回検査
①空腹時血糖(FBS):126mg/dl以上(基準値:60~110mg/d)
②随時血糖:200mg/dL以上
③ブドウ糖負荷試験(OGTT)(2時間値):200mg以上
④HbA1c (NGSP値):6.5%以上(基準値:4.6~6.2%)
→①~④のいずれかが確認された場合、糖尿病型(糖尿病ではないが疑いが強い
状態)とされます。
・血糖値とHbA1cともに糖尿病型(基準値を超えた場合)は糖尿病と診断されます。
・糖尿病の典型的症状と糖尿病網膜症がある場合にも糖尿病と診断されます。
以上のような検査を参考に糖尿病の判断がなされていくのですね。
