こんにちは。歯科医師の高橋です。
まだまだ暑い日が続きますね。
冷たい飲み物やアイスが恋しくなる季節ですが、そんな時こそ歯の健康にも気をつけたいところです。
今日は、むし歯や歯周病に深く関わる「バイオフィルム」についてのお話です。
バイオフィルムとは?
バイオフィルムは、細菌が集まってネバネバした膜を作ったものです。
キッチンの排水口のヌルヌルや、お風呂のピンク汚れもバイオフィルムの一種。
口の中でも同じように、歯の表面にびっしりと形成されます。
歯の表面にできたバイオフィルム=「歯垢(プラーク)」
と考えていただくと分かりやすいでしょう。
普通の細菌なら、うがいや唾液である程度流されます。
でもバイオフィルムに守られた細菌は、薬や唾液の抗菌作用が届きにくいんです。
その結果…
・むし歯菌が酸を出して歯を溶かす
・歯周病菌が毒素を出して歯ぐきを炎症させる
といったトラブルを引き起こします。
バイオフィルムのやっつけ方
残念ながら、うがいだけでは落ちません。
有効なのは、次の方法です:
1.歯ブラシで機械的にこすり取る
2.デンタルフロスや歯間ブラシで細かい隙間も掃除する
3.歯科医院でのプロのクリーニング(PMTC)
特に歯石になってしまったものは、もう歯ブラシでは落とせないので歯科医院での除去が必要です。
まとめ
- バイオフィルムは「細菌の要塞」
- むし歯や歯周病の原因になりやすい
- 毎日の歯みがきと、定期的なプロフェッショナルケアでリセットすることが大切
目に見えない敵ですが、仕組みを知れば予防できます。
ご自身でのケアと歯科医院でのケア、両方が大切です。
健康な歯を守るためには、3ヶ月ごとの定期検診がおすすめです。
どうぞお気軽にご相談ください。