鼻呼吸と口呼吸

こんにちは🌞

歯科衛生士の田口です。

 

長期戦の湿気と暑さ、みなさん体調はいかがでしょうか?

体調管理というと、食事や運動、睡眠などが考えられますが、わたしは近ごろ「呼吸」について特に気になっています。

 

生まれた瞬間から、息を引きとる瞬間まで、誰しもが行う呼吸。

1日2万回繰り返す呼吸の方法が間違えていたとしたら、心身に及ぼす影響はいかがなものでしょうか。

 

みなさんは普段、

口と鼻どちらで呼吸をしていますか?

しっかりと口を閉じて、鼻で呼吸をしていますか?

 

呼吸はわたしたちが生活する上、生きる上で、必ず行っていますが、

どこで呼吸をしているのか、ほとんどが無意識なのではないでしょうか。

 

診療の中で患者さんにもお話しをすると、

「意識したことはないけど、たぶん口呼吸です」「口で息をするのって良くないんですか?」

というお声が大半です。

 

結論から言うと、

呼吸は口ではなく、鼻で行うのが良いです。

 

人は1日に、2万回ほど呼吸をしています。

その2万回は、呼吸するべき臓器でする事が重要です。

 

鼻は呼吸をするための臓器。

口は、食べたり話すための臓器です。

 

「口呼吸」とは専門的には「こうこきゅう」と読み、口から吸う息、吐く息、どちらも含まれます。口がポカンと空いている口唇閉鎖不全も同様です。

鼻と口には、それぞれの役目があり、不得意なこともあります。

ちなみに…「鼻から食事をする」という人は居ません。

そんな鼻の使い方をする人は居ないくらいに、本来は口では呼吸をするべきでは無いのです。

 

「鼻」

は呼吸をすることに長けていて、

冷たい空気は鼻を通ることで温められ、

ウイルスや細菌、花粉も鼻フィルターでキャッチ。(PM2.5だけは鼻フィルターも通してしまうそうです)

乾燥した空気は加湿されて体に入ってきます。

エアコン(温度調節)・空気清浄機・加湿器の3台を合わせ持っているほど優秀。

 

対して「口」は

それらの機能を持っておらず、口呼吸ではさまざまな弊害や病気があげられます。

・上気道炎

・喉頭炎

・咽頭炎

・歯肉炎など

・むし歯、歯周病原菌の繁殖

・口臭

・歯並びが悪くなる

・歯にクラック(小さなひび)が入りやすい

・前歯部のカリエス

・前歯部の着色がつきやすい

・口内炎、ヘルペスに罹患しやすい

・風邪や感染症、アレルギーになりやすい

・ドライマウス

・しわ、二重あご

・いびき

・睡眠時無呼吸症候群

・うつなどの精神症状

・ADHD(注意欠陥多動症)

などがあげられます。

 

《唾液の働きの低下も》

わたしたちの唾液には、消化を助けるほかに、抗菌作用や自浄作用、口の中を中性に保つ作用など様々な働きがあります。

口呼吸では、お口の中が乾燥し、唾液の働きもうまく作用せず、むし歯や歯周病の原因菌も繁殖し放題です。

プラークや歯石などの汚れも付きやすく、歯の黄ばみや着色の原因にもなります。

 

《口呼吸では歯並び・顔貌にも悪影響》

ポカンとお口が空いていたり、口呼吸が続くと、頬、口周りの筋肉が弛緩した状態で唇や頬の筋力がかかりません。そのため、顔貌への悪影響を及ぼすことがあります。

「内側からの舌による圧力」と「外側からの唇や頬の筋肉の圧力」のバランスが、歯並びに影響するため、成長過程のお子様は特に注意が必要です。

また口呼吸では低位舌になり、舌根が気道を塞いで十分な空気を吸うことができません。そうなるとさらなる悪循環、これでは気道が狭いことをカバーするように顔を上にあげて、猫背になる。そうして口から空気を取り込もうとするのです。

歯並びや顔貌だけでなく、お子さんの成長ホルモン、脳の発達にも大きな差が生まれます。

 

口呼吸だから不眠症に⁈

鼻呼吸は血圧のコントロールもしている⁈

来月につづきます🍃

よろしくお願いいたします。