再根管治療の成功率

みなさん、こんにちは。

かさはら歯科医院、歯科医師の岩谷です。

暖かな陽気が続いている今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 

先日、他の医院で根管治療を受けている患者さんがセカンドオピニオンを希望され当院を来院されました。その際、「先生、この歯はどのくらいの確率で治るのでしょうか?」と聞かれました。根管治療の成功は、治療環境や歯科医師の技術、治療が必要な歯の状態によって異なります。1回目の治療なのか、再治療なのか、根管内の形態が維持されているか、根尖病変があるか、ないかによって異なります。先日、来院された患者さんの歯は一度根管治療を行った歯であり、再治療を行っている歯でした。

本日は再根管治療の成功率のお話をいたします。

仮に再根管治療が必要な歯が100本あったとします。100本の歯は、一度根管治療が行われている歯でレントゲン写真で根尖透過像が確認され、元々の根管形態が維持されておらず、あまり状態が良くない歯を対象とします。このような状態の歯の再根管治療の成功率は40%と言われていますので、100本中、治癒するのは40本、治癒しない歯は60本です。治癒しなかった60本の歯に対しては、その後外科的歯内療法が行われます。外科的歯内療法の成功率は90%なので再根管治療で治癒しなかった60本中、54本が治癒します。再根管治療を行った後に外科的歯内療法を行うと、再根管治療で治癒した40本と外科的歯内療法で治癒した54本を合わせて、100本中94本が治癒したことになります。このように、状態が良くない歯に対しても再根管治療と外科的歯内療法を組み合わせて治療を行うことで計算上は94%の成功率を得ることができます。

今回来院された患者さんには、再根管治療の後で外科的歯内療法をやる可能性を含めて十分に説明を行いました。再根管治療と外科的歯内療法、治癒のチャンスは2回あり、再根管治療の成功率は外科的歯内療法を含めると計算上は94%の成功率を得ることができると結論づけられます。

根管治療でお悩みの際はお気軽にご相談ください。