AED について

こんにちは。歯科助手の小山です。

 

AEDとは、自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator)の略称で、自動的に心電図の測定・解析を行ない、心臓がけいれんし血液を送り出すポンプ機能を失った心停止状態(心室細動)の傷病者に対して、電気ショックを与え(除細動)、心臓を正常なリズムに戻すための医療機器です。

人が倒れて意識を失った場合、心臓が心室細動という不整脈を起こしている可能性があります。心臓を動かしている電気系統(心臓の筋肉の一部から発信された微量の電気が伝わるしくみ)が何らかの原因で混乱すると、リズミカルな収縮が行えなくなります(不整脈)。その不整脈の中でも、とくに心臓の血液を全身に送り出す場所(心室)がブルブル震えて(細動)、血液を送り出せなくなった状態(心停止状態)を心室細動とよびます。この心室細動が起こると、脳や腎臓、肝臓など重要な臓器にも血液が行かなくなり、やがて心臓が完全に停止して死亡してしまう、とても危険な状態です。心臓が原因の突然死の多くは、この心室細動を起こしています。

 

目の前で人が倒れたら、、

まずは、声をかけます。

反応がなければ、周りの人にAEDと119番の依頼を行います。

次に呼吸を確認します。

胸やお腹の動きを確認します。

動きがなければ、胸骨圧迫を開始します。

その際にけいれんや死戦期呼吸など、見分けのつきづらい際には、胸骨圧迫を行います。

傷病者の呼吸が普段通りかどうかの確信が持てない場合には、救命につながるかもしれないため、心臓マッサージ(胸骨圧迫)を行ってください。

 

心臓マッサージ(胸骨圧迫)により傷病者に害を与える可能性は少ないといわれています。心臓マッサージ(胸骨圧迫)が必要な人に心臓マッサージ(胸骨圧迫)を行わないよりも、心臓マッサージ(胸骨圧迫)が不要な人に心臓マッサージ(胸骨圧迫)を行う方が良いという考え方です。

 

先程でてきた死戦期呼吸とは、死の直前の喘ぎ呼吸を言います。突然の心停止から数分のうちに生じることが多く、通常、非常に速く空気を吸い込んでいるように見えます。口を開けたままで、あご、頭、または首を動かすことがあります。また、鼻を鳴らす音、いびき、もしくはうめきのように聞こえる場合もあります。通常は速度が遅いため、呼吸の間に一定の間がある場合があります。

対象者がこの死戦期呼吸をしている場合、心臓マッサージ(胸骨圧迫)を行ってください。

 

その後にAEDが到着次第、AEDを用いた電気ショックを行います。

 

強調されているポイントは、反応の確認、呼吸の確認など心停止の判断をする際に、「判断ができなかったり、迷ったら、胸骨圧迫とAEDの使用に進む」ということです。

心停止への対応は、時間との勝負ですので、無駄な移動などはせず、「現場で」迅速に救命処置を開始する必要があります。目の前で人が倒れたらびっくりするかと思います。それでも何ができるかということを知っておくことで冷静な対応に繋がるかもしれません。