乳歯のおまじない👶🦷

みなさん、こんにちは😃保育士の内海です(^_^)

いよいよあっという間の年度末の三月。一年は早いですね、と何度もここで言っている気がします。インフルエンザの流行も落ち着きをみせ忙しいながらも毎日元気に過ごしている事と思います。

今日は乳歯についてのおまじないや言い伝えについてご紹介します。

乳歯が抜けた時、皆さんのお宅ではどうしていますか?

私が子どもの頃日本では上の歯は軒下に投げ込み、下の歯は屋根に放り投げるという習慣があり続いて生えてくる永久歯をその方向へちゃんと導いてくれるように、というおまじないでした。

世界に目を向けると世界各地で乳歯のおまじないが存在します。中国や韓国は日本と同じような風習との事です。また欧米では、寝る前に枕の下に乳歯を入れておくことが主流のようです。翌朝起きた時までに妖精(トゥースフェアリー)が乳歯をコインに変えてくれるそうです。ヨーロッパでも国によって内容が少し変わり、フランス、スペインでは妖精がちびネズミに変わっており、同様に抜けた乳歯を枕元に置いておくとコインやプレゼントに交換してくれます。歯が強いネズミにあやかっているようです。

そのほかにもモンゴルではエサの中に乳歯を砕いて混ぜて飼い犬に与えたり、アフリカ諸国では上下の歯共に屋根の上に投げるのが主流のようです。丈夫な歯の象徴であるネズミの他に、鳥やリスなどの動物が登場します。エジプトなどの中近東の国々では、太陽に向かって投げるようです。ロシアではネズミの歯にあやかりネズミの巣穴に乳歯を投げ込むそうです。ネパールなどでは畑に埋めることで歯の成長ばかりでなく食料の増産に願いを込めるようです。コスタリカやチリなどの中南米の国では、抜けた歯に穴をあけ、金メッキなどを施して、イヤリングやペンダントにしてしまうそうです。所変われば風習や習慣、おまじないも様々ですね。

現在は住宅事情により屋根や縁の下に投げることはできないお宅も多いのでは、、、そして抜けた乳歯を乳歯ケースに保管しているかたが多いようです。大切な思い出としていつでも見返したり子どもが歯に興味を持つきっかけにもなり歯を大事にする気持ちや習慣につながることもあります。可愛らしいケースをお子さんと探して保管できたら楽しいですね😊

今も昔も丈夫な歯、強い歯を親が願い代々伝わっていくのに共通している願いは生涯大切にして欲しい、丈夫であって欲しいという親の思いだと知ることは本当に幸せで嬉しい事ですね。そして今ある歯も大切に大切に守っていきましょうね(^_^)