春に流行する感染症

こんにちは!保育士・歯科助手の本多です!

ご入園・ご入学を迎えた皆さん、おめでとうございます㊗️

今年は入園式や入学式の時に桜が咲き誇っていて、素敵な写真が撮れそうですね!

さて、今回は冬から初春にかけて流行する、溶連菌感染症についてお知らせしていきたいと思います。

流行時期

おもに11月~4

感染経路

飛沫感染(口や鼻から感染)咳やくしゃみ等で飛び散った菌を吸い込むことで感染します。

接触感染(皮膚から感染)皮膚と皮膚が触れたり、タオルや食器等を介して感染します。

潜伏期間

25

一般的に210歳の子供に感染しやすい病気です。大人でも感染します。

一度感染して治っても、繰り返しかかります。

薬をきちんと服用すれば、24時間以内に感染力がほとんどなくなります。

症状

発熱・のどの痛み・腹痛・発疹・苺舌※・吐き気

これらの症状が全てあらわれるわけではなく、人により症状は異なりますが、高熱、のどの痛みが出て、扁桃腺が腫れ、その後、全身に発疹が出たり、舌にイチゴのようなブツブツが現れるのが特徴です。

苺舌舌の表面に赤いブツブツができること。

風邪と同じ症状もあるので、溶連菌感染症を判別するには検査を受けないと難しい場合もあります。

溶連菌感染症の治療はペニシリン系やセフェム系の抗生剤を服用します。薬をきちんと服用すれば、23日で症状がよくなりますが、よくなったからといって薬の服用をやめてしまうと、再発し、急性腎炎・リウマチ熱・血管性紫斑病・中耳炎・気管支炎などの合併症を引き起こすこともあります。必ず、処方された期間は薬を服用しましょう。

登園・登校について

溶連菌感染症は、学校保健法によって管理を受ける「条件によっては出席停止の措置が必要な病気」の一つです。

少なくとも、受診した日とその翌日は出席停止が求められています。

抗生剤服用24時間以上経て全身の状態が良ければ登校可能です。

この他にも初めての集団生活に入るお子さんは、麻疹、風疹、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)、水痘(水ぼうそう)など、重症化すると怖い病気もありますが、予防接種をすることで、重症化を防ぐことができるようです。1歳から受けられる予防接種もありますので、検討してみるのも良いかもしれませんね!