口臭の原因

こんにちは、かさはら歯科医院の歯科衛生士、和田です。

この冬は暖冬と感じていますが、やっと冬らしい気温や雪の日もありましたね。
暑さよりは寒さのほうが得意ですが、急な変化には身体がついていけないこともありますので気を付けたいです…。

ところで話は変わりますが、様々な年代で口臭を気にされる方が増えてきているように感じます。
マスクを外す機会も少しずつ増えたり、対面で話す機会が多くなってきたからかも知れません。

口臭には、大まかに言うと3つの原因があります。

1. お口の汚れによる臭い
プラーク(歯垢)や舌苔(舌の白い汚れ)に含まれる細菌が臭いを発する場合

2. 歯周病による臭い
特に進行した歯周病だと、歯周病の原因菌が発する独特の臭いや膿の臭いが原因となる場合

3. 内科的な原因による臭い
胃腸の調子が悪いなど、消化器官からの臭いが呼気に出てくる場合

これらの原因を、唾液の減少や口の中の乾燥がより悪化させてしまうことも考えられます。
ご年配の方や、口を開けたままになりやすい方は特にご注意です。

いずれも清涼感の強い歯磨き粉や洗口液、ミント味などのガムやタブレットなどでは一時凌ぎになってしまい、根本的な解決にはなりません。
さらにアメなどで誤魔化そうとするとむし歯にまでなるだけでなく、口の中が乾燥しやすくなって逆効果です。
もし「自分の口臭がきついかも?」と心配な時には歯医者でも相談して、原因に応じた対策をすることをお勧めします。

ちなみに、実は「気にし過ぎであって、実際はそれほどの口臭はない」という方も、結構いらっしゃいます。
ある程度の生理的な口臭はあっても当たり前なので、しっかり対策をした上で、必要以上に気に病み過ぎないようにしましょう。

余談ですが…日本では欧米と比べると、香水がほとんど売れないそうです。
理由は〝無臭〟が好きだから。
うーん、生き物には完全な無臭はあり得るのでしょうか…ちょっと難しい気もしますが…。(笑)
ただ、無臭は清潔感があるということでしょうし、苦手な匂いに晒され続けることで体調を崩す方もいらっしゃいますから、何事も適度というのが大事ですね。

私はローズマリーの香りが好きで、食用より鑑賞向きの花が沢山咲く品種を育てています。
花がら詰みや剪定のために少し触っただけでも、指先が清涼感ある良い香りになります。
ちなみにオレガノも食用のハーブとして知られていますが、花が綺麗な鑑賞向きの品種もありますよ。
自然の香りは良いですね♪