健康寿命とヘルスプロモーション

みなさんこんばんは🌙

歯科衛生士の田口です🍃🍃

 

ここ数日で一気に冬らしい気候になって参りました🎄

みなさん体調はお変わりないでしょうか。

私は寒いのは苦手ですが、通勤中の大好きな通りの景色に毎年ホッとして元気をもらっています🍁

「健康寿命」と合わせて考えたい「ヘルスプロモーション」について🚶

「長生きする」だけでななく、「健康で長生きする」こと。

では一体、健康とは何か?

「健康」であることは

豊かに生きる上ための「資源」。

「健康のあり方」とは?

 

人それぞれ考えはあると思いますが、

「健康」は生きる上での一つの大きなテーマであると思います🌳

 

「ヘルスプロモーション」とは

人々が自らの健康をコントロールし、

改善することができるようにするプロセス

[1986年 WHO オタワ憲章]

リスクファクター(危険因子)を取り除いて、「病気を治す・予防する」という視点だけでなく、ハピネスファクター(幸福因子)を探し、活用することで、「健康」を創造しようとするもの

となっております。

 

例えば歯について

「将来どのような状態でありたいと思いますか?」

とカウンセリングでお聞きすると

「今と変わらない状態」「自分の歯で噛めること」「入れ歯ではない」

などのお声が多く上がります。

 

「では、その理想とする状態にあるために、ご自身で出来ることと、わたしたち歯科医院でお手伝いできることと、どのような事があると考えられますか?」

とお聞きすると

「歯磨き」「定期検診」などのお声があがります🪥

 

答えはひとつではないと思いますが、

 

健康をコントロールするのは、医療従事者ではなく、自分自身であるということが重要で、しっかり持っていただきたい気持ちです。

健康診断(定期検診)や健康教育などを通じて、個人が自分自身で健康を高めていくこと(ヘルスリテラリシーの向上)が大きな課題となっています。

わたしも日々歯科で携わり仕事をする上で、これらを重要に考えています◎

口腔という1つの入り口から、

患者さまご自身が健康をコントロールするための、情報提供とお手伝いをするポジションでいたいと思っております🦷

 

話は変わって、

わが国の平均寿命と健康寿命の差である

「不健康な期間」(日常生活に制限のある期間)は男性で89年、女性で1213年もあるというデータがあります。

自分の家族を思い浮かべて危機感を覚えます💦

 

日常生活に制限が生じる要因のひとつに「要介護状態」があります。

要介護になる原因は、認知症、脳血管疾患、加齢による衰弱、骨折・転倒、関節疾患、心疾患などさまざまです。

60歳代までは脳血管疾患や心疾患などの循環器疾患の割合が多い一方、

70歳代以降では認知症、骨折・転倒の割合が増えてきます。

したがって、「不健康な期間」を減らすためには、年齢や状態に応じて予防することが重要となります。

 

そこで公表された「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言」とは、

①喫煙・受動喫煙

②飲酒

③食事

④体格

⑤身体活動

⑥心理社会的要因

⑦感染症

⑧健診・検診の受診と口腔ケア

⑨生育歴・育児歴

:健康の社会的決定要因

に分けてまとめられています。

 

「⑧健診・検診の受診と口腔ケア」

を抜粋して補足すると、

・定期的に健診を、適切に検診を受診する。

・口腔内を健康に保つ。

口腔健康管理(継続的なメインテナンス)は全身の健康、もしくは健康寿命の延伸になることを強くお伝えしたいと思っております。

 

すぐ出来ることとして🦷

 

自分で細菌を少しでも取り除く

→歯磨き、フロス、歯間ブラシ

→朝起きて何か食べる前に、10秒でも歯磨き+強めにうがい 

 

・ご自身で取りきれない細菌汚れ取り(プラーク、歯石)や検診

もし半年以上、歯科医院にいらしていない方は、まずはご予約の第一歩を。

 

今日はタバコ、お酒を1本控えてみる、塩分に気をつける、朝うがいをする、、

小さな事から、一日ひとつでも減らす(増やす)ことでご自身の体を思いやってみてはいかがでしょうか