喫煙と歯周病について

みなさんこんにちは!
かさはら歯科医院、歯科衛生士の佐藤です。

11月も下旬となり、寒さが身に沁みる季節になりましたね🍂!みなさんは秋はお出かけに行きましたか?


私は今年は松島と定義山に紅葉を見にいきました!🍁ライトアップもとても綺麗で癒されました🍡

これからますます寒くなってきますが、冬のイベントも楽しみです🎄✨

今回は『喫煙と歯周病』についてお話しさせて頂きたいと思います。

喫煙と歯周病の関係については、数多くの研究が行われてきました。喫煙は、歯周病のリスクを高める要因の一つとして知られています。

まず、歯周病とは、歯を支える組織である歯周組織の炎症や破壊が進行した状態を指します。歯周組織は、歯肉、歯根膜、セメント質、歯槽骨などで構成されており、これらの組織が炎症を起こすことによって歯周病が進行します。

喫煙は、慢性炎症を促進し、免疫機能を低下させるとされています。これにより、喫煙者は非喫煙者に比べて歯周病になりやすくなるとされています。喫煙による歯周病のリスク増加は、以下のような要素によって起こると言われています。

1. 血管収縮: 喫煙によって血管が収縮し、血液の流れが悪くなります。歯周組織は適切な血流が必要であり、血行が悪くなると歯周病の進行が進む可能性が高まります。

2. 免疫機能低下: 喫煙は免疫機能を低下させ、細菌による炎症への免疫応答が弱くなります。これにより、口内の細菌が歯周組織に侵入しやすくなり、歯周病の進行が進む可能性が高まります。

3. 組織への影響: 喫煙によって歯周組織の再生が遅くなり、破壊された組織の修復が困難になります。また、喫煙によって歯肉の色素沈着や口臭が増加することもあります。

4. 口腔環境の悪化: 喫煙によって唾液の分泌量が減少し、口内環境が乾燥しやすくなります。乾燥した状態では、細菌の増殖が促進され、歯周病の進行が進む可能性が高まります。

これらの要素により、喫煙者は非喫煙者に比べて歯周病にかかるリスクが高くなると言われています。また、喫煙者の歯周病は進行が早く、治療も困難であるとされています。

したがって、歯周病の予防や進行の防止のためには、喫煙を控えることが重要です。喫煙者であれば、歯周病リスクの意識を持ち、禁煙を検討することが必要です。

 

また、歯科医師との定期的な歯周病検診や適切な歯磨き、口腔衛生管理も重要です。喫ことで、歯周病のリスクを低くし、歯と口腔の健康を守ることができます。