何で歯医者で血圧測定をするの?

こんにちは!

歯科助手の小山です。

8月のお盆には、地元の気仙沼に帰省しました。

内湾にはライブスタジオがあるのですが、そこで同級生たちがバンド練習をしていたのでお邪魔してきました。

スタジオは目の前がガラス張りで内湾を一望できる最高の景色でした。

久々に会った同級生達もみんな元気でよかったです。

 

さて今回は血圧測定についてのお話です。

当院では準備が整い次第、18歳以上の全ての患者さんへの治療前の血圧測定を開始いたします。

受付をすませた後、血圧測定をおこなっていただき測定用紙を中に入る際にスタッフへお渡しください。

ご協力をよろしくお願いいたします。

内科などでは、血圧測定をする機会は多いですよね。

でも歯科で血圧測定っているの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

今回は何故必要なのかご説明いたします。

歯科治療では不安、緊張、ストレスが加わったり、痛みが伴います。そのために血圧が上昇しやすいです。
特に高血圧症の方では、歯科の治療中に血圧が大きく変動することが知られています。

普段血圧が正常値であっても、歯科医院では高くなってしまう方も多くいます。これは白衣高血圧と言われ緊張、ストレスが原因です。

この血圧の上昇により治療中の偶発症が生じる可能性があります。

また、高血圧の方は麻酔に添加されたアドレナリンの影響などにより血圧の異常上昇をきたすことがあります。持続した血圧上昇の治療が遅れると脳障害や死にいたることもあります。

症状としては、頭痛、吐き気、嘔吐、気分不良、めまい、耳鳴り、視力障害、痙攣、意識障害などがあげられます。

治療前の血圧の状態や、治療中の血圧の変動の様子は、偶発症を防止し、安全な治療をご提供するための重要な情報となります。

安心して治療をうけていただくためにも、治療前の血圧を測定し数値を確認したうえで治療をすすめて参ります。

そもそも血圧って?

血圧は心臓から全身に送りだされた血液が血管の壁をおすときの圧力のことです。

上の血圧(収縮期)が140㎜Hg以上、下の血圧(拡張期)が90㎜Hg以上の場合、あるいはこれらを両方満たす場合に高血圧と診断されます。

血圧をあげる原因としては、加齢、ストレス、睡眠不足、日常の運動不足、肥満、遺伝による体質など様々です。

ただ、現代人の塩分の多い食生活は高血圧を招きます。高血圧は現代人に増えているのです。
そして、そこに加齢による血管の老化が組み合わさる高血圧から動脈硬化といった病気につながるのです。

普段血圧測定をするのは、健康診断のときくらい!という方にも当院で血圧測定をしてもらうことで歯の治療だけに留まらず全身の健康状態が改善するようにサポートできればと思います。

何かご不明点があればドクター、スタッフへお気軽にお声がけください!