噛んで飲み込む👄咀嚼と嚥下

みなさん、こんにちは🌞

歯科衛生士の田口です!

いつまでも暑い今年の夏🫠

いかがお過ごしでしょうか。夜はしっかり眠れていますか?

お盆も過ぎて、鈴虫が鳴いていることと、陽が暮れる時刻だけは随分と早くなったなぁ〜と感じています🌇

子どもたちの学校も始まり、日常を取り戻しつつありますが、

海に川に、お祭りにお泊まり会、など夏の思い出がたくさんです🍉

明日もまだまだ暑そうですね☀️

がんばっていきましょう!!

 

さて。

今回は「咀嚼」と「嚥下」に関わりのあるお話をいくつかしてみようと思います🦷

 

まず「咀嚼」と「嚥下」とは?

簡単に言うと、噛んで飲み込むことです。

 

食事のたびに、おそらく無意識で行っていることが多い動作だと思いますが、

舌やお顔周り全体の筋肉を使って、実は細かい動作の連続技!🤸

人間の体はよく出来ているなぁ〜と感心してしまいます

 

少し詳しく書いてみると、

「咀嚼」は、口の中で食べ物を飲み込みやすいように唾液と混ぜながら食べ物の塊をつくる工程。

食塊が形成されると、飲み込みの反射(嚥下反射)が起こり、食塊がのどを通過する。

これが飲み込む「嚥下」です。

 

では、嚥下障害とは?

食事の時にたびたびむせる(飲み込みの反射がうまく出来ない)こと。

そして高齢になると👴👵🏻

舌と舌筋が下がり、喉頭が下がって、

しっかり喉頭が閉鎖しなくなりがちに。

喉頭周囲の感覚が鈍って誤嚥が増えてしまいます。

咳をする反射も弱くなり、唾液を誤って気道に飲み込んでしまう。唾液には口の中のたくさんの細菌が混ざっているので

「誤嚥性肺炎」を引き起こしやすくなります💦

 

ちなみに、

唾液1mlの中には250300種類の細菌が78億も含まれていると言われております😳一部は毎日飲み込んでいます、

ここで口腔内の清掃状態が良好な場合と、不良な場合では、全身へのリスクは大きく変わってきますよね🪥

唾液と一緒に飲み込む細菌は、114gにもなると言われております。

 

誤嚥性肺炎だけでなく、

全身疾患(心臓病や脳卒中、動脈硬化、糖尿病など)のリスクにおいても重要なため、

高齢の方だけが気をつけたい事ではありません。

 

そして、唾液って菌がたくさんで汚ーい、という事ではなくて、

むしろ良い働きがたくさん

消化を助けたり、たくさんの抗菌物質も含まれます🦷

質の良い唾液が出ていることがポイントです💡当院では、唾液の質を測定する唾液検査シルハを実施しております。

 

話が少しそれてしまいましたが👅

咀嚼と嚥下に欠かせない唾液について少し触れさせていただきました。

 

咀嚼と嚥下は、わたしたちのライフステージにおいて、とても大切な事。認知症や要介護状態の予防のほか、

フェイスラインやほうれい線にも関係が!!💆🏼‍♀️

 

正しい舌の位置をトレーニングしたり、しっかり噛めるよう必要な歯科治療を受けたり、メインテナンスしたり、、

 

一生自分の歯で噛んで、上手に飲み込むための予防・強化法はありますよ

細かい内容については、またお話していこうと思います。

 

自分の健康は、自分で手に入れていきましょう