歯ぎしりについて

こんにちは!歯科医師の山岸です!

皆さんは朝起きた時に歯が痛いなと感じたことはありますか?😩

寝違えたのかな?虫歯にでもなったのかな?と思いつつ原因はよくわからないですよね。

そんな不安のなか日々過ごし、何度もその痛み等で悩んんだ末、歯科医院やその他の病院へ行った経験がある方もいるかもしれません。

せっかく歯医者さんへ行ったのに虫歯はない、悪いところはない、または噛み合わせが悪いと言われ健康な歯を削られたかもしれません。さらに噛み合わせ調整したことで以前よりも噛めなくなってしまった方もいるかもしれません。😢

もしもそのような経験があった場合、歯科医院は嫌なところになってしまいますよね。

そんな思いをしないためにも今回は朝起きたら、ふと気付いたら、虫歯はないのに歯が痛くなっていた場合の原因のひとつ、歯ぎしりや食いしばりについて書いていこうと思います。

歯ぎしりや食いしばりをしてしまうと普段食事している際よりも過剰な力(咬合力)が長時間かかっていることになります。そうすると歯が磨り減ったり(咬耗)、歯が欠けたり(破折)、歯に亀裂の線(クラック)が入ったりしてしまいます。また歯の中にある神経(歯髄)や歯の周囲の組織(歯周組織)にも過度な力が加わり炎症を起こし、痛みが出たりしてしまいます。例えば頭をぶつけてしまったら血は出なくても腫れたり、痛くなったりするイメージです。このように歯ぎしりや食いしばりをしている方において、この歯髄と歯周組織の炎症が朝起きた時の歯の痛みとして感じることがあります。

このような症状は噛み合わせにもよりますが、特に奥歯に生じやすいです。

このようなことが生じてしまった場合、どうしたら良いのでしょうか?🤔

・日中や夜間歯ぎしりや食いしばりをしているなと感じたら意識してやめるようにする。

・歯科医院へ行き、診査、診断してもらう。🦷

 少しでも歯ぎしり等しているなと感じた場合でもお話ししていただけるだけで診断の一助 

 となり得ます。

以上の項目を意識してもらうと長く悩み続けることは少なくなるかもしれません。

また、実際に歯ぎしりや食いしばりをしていた場合はマウスピース(ナイトガード)を用いて負担を減らすことを提案させていただく場合もあります。

マウスピースにもいくつか種類はありますが、今回は割愛させていただきます。🤫

以上の項目であってもそうでなくても悩んだ際にはぜひご相談ください。👍