乳歯の役割

皆さんこんにちは。保育士兼歯科助手の山邊です。最近は雨の日が続いていますが、皆さんはどのように過ごしていますか?私は雨の日は自宅で過ごすことが多いのですが、何をするということもなく、猫たちとゴロゴロと寝ていることがほとんどです。何もしないで一日を過ごすと、貴重な時間を無駄にしてしまったなと後悔することもあるのですが、そんな日もあるかと結局自分を甘やかしてしまいます。読書や勉強、運動をするなどもっと時間を大切にして、自己投資をしたいなと思う今日この頃です。

 

さて、今回は乳歯の役割についてお話していきたいと思います。

まずはじめに、乳歯は生後何ヶ月頃から生えてくるものかご存知ですか?乳歯は生後6ヶ月頃から生え始めて、2~3歳までに上下合わせて20本が生えそろいます。はじめに生えてくる乳歯は下の前歯が一般的で、その次に上の前歯が生えてきます。前歯が4本そろってから、その上下両隣りが生えてきます。前歯8本が出そろうと、1歳半頃からは奥歯が生えはじめます。乳歯の生える時期や順番は個人差がありますので、あくまでも目安としてお考えください。

 

では、乳歯の役割はどのようなものがあるのでしょうか。

①食べ物をかむ

永久歯も同じですが、食べ物をかむことが第一の役割になります。食べ物をかみ砕いて消化をしやすくする、そして、よくかむことで、必要な栄養分が効率よく吸収されます。かむことができないと、偏食の原因になってしまいます。

 

②発音を助ける

たくさんの言葉を覚えていく時期でもあるので、正しい発音をするうえでも、乳歯の役割はとても大切です。乳歯が生えそろうと、舌を正しい位置に置くことができるようになり、しっかり歯があることで、正しいきれいな発音でお話をすることができます。

 

③顎の発育を助けて顔の形を整える

かむことで顎の発育をサポートして、顔の形を整えてくれます。顎の骨がちゃんと成長するかどうかによって、将来の歯並びや、顔の形にも影響を及ぼします。かむことを大切にするためにも、歯ごたえのある食べ物を食事にとりいれるようにしましょう。

 

④永久歯が生える時の目印になる

通常、乳歯から永久歯へと生え変わる時、乳歯の根は吸収されて永久歯へと場所を引き継いでいきます。そのため、むし歯などで乳歯を抜いてしまった場合、永久歯は生える場所の目印を失うため、歯並びが悪くなる原因になってしまうこともあります。乳歯だからむし歯になっても大丈夫だと思わず、乳歯だからこそ大切に、まずはむし歯予防から、むし歯になってしまった時にはしっかり治療をしましょう。

 

当医院でもむし歯予防のための定期検診やフッ素塗布、シーラントなども行っております。小さいうちからむし歯予防を、そして、歯を強くすることで大切な歯を守りましょう。