口と鼻どちらで呼吸をしていますか?

みなさん、こんにちは🌞

歯科衛生士の田口です!

 

梅雨時期のお天気は変わりやすく、近ごろのお天気は忙しいです☁️☔️☀️🌬

さぁ今週末は晴れてくれるでしょうか⁈🏕

↑ワークショップで娘たちと毛糸を選んで作ってきた苔玉🌳🌳🌳

我が家のGreenに仲間入りで癒しです☺️

 

今回は呼吸について。

これは歯科にも多くの関わりがあり、もしくは口腔以外の臓器の疾患にも関わりがあると言われるほど、重要な項目です☝️

改めて

みなさんは普段、口と鼻どちらで呼吸をしていますか?

呼吸はわたしたちが生活する上、生きる上で、必ず行っていますが、

どこで呼吸をしているのか、ほとんどが無意識なのではないでしょうか👄👃

口呼吸については、マスコミでも取りあげられるようになりました。

 

診療の中で患者さんにもお話しをすると、

「意識したことはないけど、たぶん口呼吸です」「口で息をするのって良くないんですか?」

というお声が大半です。

 

結論から言うと、

呼吸は口ではなく、鼻で行うのが良いです👃

人は1日に、2万回ほど呼吸をしています。

その2万回は、呼吸するべき臓器でする事が重要です。

 

鼻は呼吸をするための臓器。

口は、食べたり喋るための臓器です。

 

「口呼吸」とは専門的には「こうこきゅう」と読み、口から吸う息、吐く息、どちらも含まれます。

口がポカンと空いている口唇閉鎖不全も同様です。

鼻と口には、それぞれの役目がありますし、不得意なこともあります。

 

ちなみに

「鼻から食事をする🍽」という人は居ないですよね。笑

そんな鼻の使い方をする人は居ないくらいに、本来は口では呼吸をするべきでは無いのです。

 

👃「鼻」

は呼吸をすることに長けていて、

エアコン(温度調節)・空気清浄機・加湿器の3台を合わせ持っているほど優秀!

冷たい空気は鼻を通ることで温められ、

ウイルスや細菌、花粉も鼻フィルターでキャッチ。(PM2.5だけは鼻フィルターも通してしまうそうです)

乾燥した空気は加湿されて体に入ってきます。

こんなに優秀な鼻を使わないのは勿体無いのです!!

 

対して👄「口」は、

それらの機能を持っておらず、口呼吸ではさまざまな弊害や病気があげられます。

・上気道炎

・喉頭炎

・咽頭炎

・歯肉炎

・むし歯、歯周病原菌の繁殖

・口臭

・歯並びが悪くなる

・歯にクラック(小さなひび)が入りやすい

・前歯部のカリエス

・前歯部の着色がつきやすい

・口内炎、ヘルペスに罹患しやすい

・風邪や感染症、アレルギーになりやすい

・ドライマウス

・しわ、二重あご

・いびき

・睡眠時無呼吸症候群

・うつなどの精神症状

などがあげられます。

 

《唾液の働きの低下も》

わたしたちの唾液には、消化を助けるほかに、抗菌作用や自浄作用、口の中を中性に保つ作用など様々な働きがあります。

口呼吸では、お口の中が乾燥し、唾液の働きもうまく作用せず、むし歯や歯周病の原因菌も繁殖し放題です。

プラークや歯石などの汚れも付きやすく、歯の黄ばみや着色の原因にもなります。

 

《口呼吸は歯並びにも悪影響》

ポカンとお口が空いていたり、口呼吸が続くと、唇や頬の筋力がかかりません。

「内側からの舌による圧力」と「外側からの唇や頬の筋肉の圧力」のバランスが、歯並びに影響するため、成長過程のお子様は特に注意が必要です!

 

また、口呼吸と一緒に指導することが多い「あなたの舌はどこに置いていますか?」

については、また次回お話ししたいと思います🙋‍♀️🌿🌿