幼児期の反対咬合(受け口)

こんにちは😃

歯科医師の福本です。

 現在、梅雨☔️真っ盛りですね。しかも、暑い🥵。毎年この時期になると、タオルの生乾き臭😣を減らすために、試行錯誤しています。最近は、生乾き臭ゼロなどを謳った洗剤も出ているようですが、まだ試していません。とりあえず、除湿機と扇風機のダブル使用や、洗濯物を干す間隔や位置にも悪戦苦闘しながら乗り切っています。みなさんは、どんな工夫をしていますか?これは👍という方法があったら、教えて下さい!

 

 さて本題ですが、今回は幼児期の反対咬合(受け口)についてです。

 反対咬合とは、下の前歯が上の前歯よりも前に出ている、いわゆる下顎が出ている状態です。

 

 小さいお子さんの中には、わざと下顎を出して笑ったり👧、下顎を出すことが癖になっている子もいます。顎の位置に影響が出ていなければ問題ないのですが、影響が出始めている場合は止めさせることも必要です。

 まずは、すでに反対咬合になっていないか、診てもらいましょう。

【反対咬合の種類】

幼児期の反対咬合には、主に2種類あります。

1️⃣遺伝性反対咬合と2️⃣機能性反対咬合です。

1️⃣遺伝性反対咬合

 親族に反対咬合の方がいる場合、遺伝性に反対咬合になる可能性があります。お子さんの親だけでなく、親の兄弟や祖父母なども含めて考えて下さい。

2️⃣機能性反対咬合

 親族に反対咬合の方がいない場合に、顎のずれゃ歯の傾きの不正によって、結果として反対咬合になってしまうことも少なくありません。この場合、本来の顎の位置とは違った位置で咬んでいることになるので、顎の成長に影響する可能性が高いです。

 乳歯の時期には前歯のちょっとした傾きの不正で反対咬合になりやすい傾向があります。 

 かといって、永久歯に生え替わるまでそのままでいいかというと、顎の正常な成長を考えると早めに治しておくことをお勧めします。下顎よりも早く、上顎の大きな成長が始まるのですが、反対咬合のままだと上顎の成長が下顎にブロックされて抑制されてしまうのです。

【治療】

マウスピース

 乳歯の反対咬合の治療には、主にマウスピースを使います。起きている時に1時間程と、寝ている間に使用します。最初から朝まで装着できるお子さんは少ないので、徐々に慣れさせていきます。開始時期は4歳前後から可能です。

 遺伝性の重度反対咬合の場合は、マウスピースだけで正常な咬合に治ることは難しく、子供時代に上顎の成長を促進するような矯正治療が必要だったり、さらに顎の成長が終わってから最終的に反対咬合を治す矯正治療が必要になることが多いです。

 お子さんのかみ合わせが気になる方は、まずは、お気軽にご相談ください。