マウスピース矯正

みなさん、こんにちは

歯科助手の小山です。

先日は、沖縄で開催された予防歯科シンポジウム&か強診サミットへ参加してきました。

全国38名の講師の方々による多彩なプログラムから新しい知見を得ることができました。

今回のサミットは当院の院長が大会長を務めておりました!院長先生に貴重な学びの場をいただいたことに心から感謝したいと思います。

さて今回はマウスピース矯正についてお話をしていきたいと思います。

最近よく耳にしますよね。

一体どんな治療方法かというと、ワイヤーやブラケットを使わず、透明なマウスピース型の装置で歯を動かす新しい矯正方法です。一度作成したものをずっとつけ続けるのではなく、治療計画に合わせて1週間から1ヶ月に1回マウスピースを交換し希望の形に近づけていきます。

矯正は、歯の骨が持つ成長や代謝の性質を利用して歯を動かします。マウスピースを付けて一定の弱い力をかけ続けると、歯の細胞が活性化されて新しい骨が生成されたり、圧力がかかると溶け始めたりします。この性質を利用してmm単位で徐々に動かしていくことで、歯並びが改善されていく仕組みです。

 

マウスピース矯正をする際には決められたルールがあります。

  1. 1日の装着時間は20時間から22時間以上
  2. 約1週間ごとにマウスピースを交換する
  3. 口内ケアを徹底する
  4. マウスピースを装着したまま飲食は不可
  5. チューイーを使用してマウスピースを正しくはめる
  6. 順番通りにマウスピースを交換していく
  7. マウスピースを紛失しないように留意する

これらのルールをしっかり守れる方にはおすすめの治療法です!

逆にかなり自己管理を求められる治療法ですので、このルールが守れないとなかなか治療効果が得られにくいのも特徴といえます。

ワイヤー矯正と比較した際のマウスピース矯正のメリットデメリットを紹介します。

メリット

・目立ちにくい

・取り外しが可能

・清掃性がよい

・金属アレルギーの心配がない

 

デメリット

・適応できない症例がある

・1日20時間以上の装着が必要

・装着中の制限が多い

・自己管理次第で治療効果に差がでる

・マウスピースのお手入れが必要

 

メリットもデメリットもあるのはどの治療方法も同じです。

矯正はワイヤー矯正とマウスピース矯正の2種類から選択できます。ご自身の生活リズムや性格などから自分にあった治療法を選択してください。もちろん症例によってはワイヤー矯正のみの選択肢になってしまうこともあるため、まずは担当医に相談してみてくださいね。

 

気になることがあればお気軽にドクター・スタッフにお声がけください。