唾液について

みなさんこんにちは♪

仙台市宮城野区新田にある、かさはら歯科医院の歯科衛生士の松倉です。

ここ最近でいきなり真夏のようになってきましたね!

いきなり25℃を超える気温になってとても驚きました。これから梅雨に入って湿度が高くなったり、気温が下がったり、気温や天気が不安定になる季節になるので、風邪をひかないように睡眠や食事に気をつけていきたいと思います♪

みなさんも体調不良には気をつけてください!

今回は唾液についての説明を行っていきます。

まず、「唾液」と言っても2つの種類があります。漿液性(しょうえきせい)の唾液と粘液性(ねんえきせい)の唾液です。

漿液性(しょうえきせい)とは、さらさらした唾液のことです。

粘液性(ねんえきせい)とは、ネバネバした唾液になります。

唾液が分泌される場所は「唾液線」といい、口の中にいくつかありますが、大きいものは3っつあります。

それぞれ、顎下線(がくかせん)・舌下腺(ぜっかせん)・耳下腺(じかせん)です。

唾液は1日におよそ、1000ml〜1500mlほど分泌されます。

では次にそれぞれの特徴の説明をしていきます。

漿液性(しょうえきせい)の唾液は主に耳下腺(じかせん)から分泌されます。

体がリラックスしている時に働く副交感神経によってコントロールしているため、リラックスした状態の時に分泌されやすいのが特徴になります。

口の中の洗浄や清掃を行い、清潔に保つ役割があります(自浄作用)。そのほかにも、食事の時の咀嚼をする際に、食物と唾液を混ぜて食塊(しょっかい)を作り飲み込みやすい形にします。

また、消化酵素が多く含まれているため食物の消化や吸収を助ける働きもあります。

次に粘液性(ねんえきせい)の唾液は主に、舌下腺(ぜっかせん)から分泌されます。

緊張してる時に働く交感神経によってコントロールされるため、緊張した時やイライラした時に分泌されやすくなります。

ネバネバした粘液が、頬や舌・歯茎などの粘膜が傷つくのを防いだり、粘膜の保湿をしたり細菌を絡め取って体内への侵入を防いだりする大切な役割があります。

また漿液性(しょうえきせい)と同じく、自浄作用があります。口の中にいる細菌や食べかすを洗い流します。これは主に食事中の咀嚼行為によって行われます。

唾液が歯や粘膜を覆うことで、最近による刺激や感染・脱灰を防ぎます。粘膜に潤いがあることで舌や喉の動きが滑らかになり、咀嚼や会話が行いやすくなります。

このように唾液には大切な役割がたくさんあるので、これからの気温が上がっていきますが水分補給を忘れずに行っていきましょう!