口呼吸のリスク

みなさんこんにちは♪
仙台市宮城野区の新田にある、かさはら歯科医院の歯科衛生士松倉です!

最近、ぐっと寒くなってきており時々雪が降ってきています。
雪が降ると、滑って転倒の危険性が高まったり道路の路面が凍り、歩行者だけでなく車も滑ってしまうのでみなさん気をつけてお過ごしください!

年末も近いので楽しく元旦を過ごすため、気をつけていきましょう♪

今回は、口呼吸のリスクについてお話しします。
口呼吸は、最近テレビやYouTubeなどでも取り上げられており、注目されています。
では具体的になにがリスクになるのかお話ししていきます。

まず『口呼吸』とは、吸う息と吐く息のどちらか一方でも口から呼吸を行う呼吸法のことを言います。

次に、口呼吸になる原因についてですが、これはたくさんの原因があります。その中から4つご紹介します。

①柔らかい食事
柔らかいものを多く食べていると、お口周りの筋肉が発達しないため、お口が常に空いている状態になりやすくなります。そのため口で呼吸をすることが多くなります。

②言葉の変化
今は昔と比べて、自分の意思を伝える方法が多く存在するため、口を動かして話す機会が減っています。
そのため口周りの筋肉が発達しにくく、ポカンと口を開けている状態になってしまいます。

③口あそびの現象
口遊びとは、口笛や風車、ゴム風船で遊ぶことを言います。これらは遊びながら、お口の機能を育てることができるので、ぜひ行ってみてください。

④アレルギー性疾患の増加
花粉症やアレルギー性鼻炎になってしまうと、鼻が詰まってしまうことが増えて、鼻で呼吸をすることが苦しくなります。そのため、口で呼吸をしてしまいがちになります。

では、口呼吸によって引き起こされる病気をご紹介します。
小児期
アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎、気管支喘息などが挙げられます。また、歯並びが悪くなったり、唾液が減少することで虫歯や歯肉炎になりやすくなります。

成人期
小児期からの疾患が続いていることがあります。また、精神的な面にも影響を及ぼしており、怠いやうつ状態にもなることがあります。
様々な病気に関係している歯周病も口呼吸によって悪化します。
風邪をひきやすくなったりもします。

老齢期
『ドライマウス』といういつもお口が渇くといった症状も出てきます。誤嚥性肺炎の可能性も高まります。
お口や咽頭の筋力の低下により、気道抵抗の高い鼻呼吸が辛くなり口呼吸が増えます。

このように、口呼吸のリスクは様々あります。
今一度、自分の体を見つめ直して、寒い季節を乗り切りましょう!