むし歯について

みなさんこんにちは
かさはら歯科医院、歯科衛生士の鈴木です🐈‍⬛
もう10月もあと1日で終わりですね。外に出ると、吹く風も冷たくなってきました🍂
私もマフラーを身につけるようになりました
みなさん体調管理しっかり行い、風邪をひかないようにあたたかい服装をしてお出かけをしましょう!

本日は『むし歯』についてのおはなしをしていこうと思います。

むし歯ができる原因としては、宿主、細菌、糖、この3つの要因が重なり発生し、プラス時間が関係して起こります。1つ目の宿主は歯の質が強いか弱いか、歯並びの状態、唾液の量や質などには個人差があり、同じく歯ブラシでケアしていてもむし歯になる人とならない人がいます。2つ目の細菌は、お口の中には何百種類以上の細菌がいて、歯垢のなかには1億以上の細菌が存在すると言われています。3つ目の糖は、みなさんも甘いものを食べるとむし歯になることはわかると思います。甘いものはむし歯の菌も大好きなので糖を分解して酸をだして歯を溶かします。そして最後の時間です。むし歯菌がいるお口の中に糖が入った瞬間にむし歯ができるわけではありません。細菌が増殖したり、酸を産生したり、歯を溶かす時間が長いほど、むし歯は出来やすくなります。

次にむし歯の進行度による分類です。

当院では定期検診に来て下さる方には最後に検査結果をお渡ししています。その用紙にも表記されてるC?についてです。
CO・・・要観察歯、初期むし歯。歯の表面がむし歯になりそうな状態。白濁(ホワイトスポット)や褐色がみられることが多いです。

C1・・・歯の表面のエナメル質が欠けた状態。
穴が作られ始めますが、しみたり痛んだりはほとんどしません。

C2・・・むし歯が象牙質まで広がっている状態。しみたり痛んだりといった自覚症状が現れてきます。

C3(pul)・・・むし歯が神経にまで進行してしまった状態。神経が炎症を起こしているので、すごく痛いです。

C3(per)・・・むし歯が神経にまで進行し、死んでしまい感染を起こし、歯の根っこの先に膿が溜まった状態。また1度は神経の治療をして、神経をとった歯が再感染を起こした状態。自発痛、咬合痛、根っこの先の歯茎の腫れ、歯の動揺など。慢性の場合、自発痛がないこともあります。

C4・・・抜歯。歯冠が崩壊して根っこだけになった状態。抜くしかないことが多いです。

 

 

次に原発性か再発性かによるむし歯
1次う蝕(原発性のむし歯)
正常な歯質表面に発生するむし歯
2次う蝕(再発性のむし歯)
治療においてむし歯をとり切るのが不十分だったり、被せ物の不適合や破折により発生した歯質と修復物の間の間隙のために、発生するむし歯

本日はむし歯についておはなししました!

最後にもう1つお話しますね

1度はみなさん歯科検診で聞いたことがある、斜線(/)、まる(○)などについて
斜線はむし歯ではなく、今までも治療もしたことない健全な歯のこと。
まるは、以前まではむし歯だったが治療した歯のことです。

歯科用語は他にもたくさんあります。気になった方は調べてみてくださいね。