ドライマウスとは?

こんにちは!歯科衛生士の西田です🐥

段々と肌寒い日が増えてきましたね。秋は美味しいものも多く、お洋服も可愛いものが多いので大好きですが、クローゼットの衣替え等でバタバタしてて忙しい時期です…。去年の秋の自分がいったい何を着ていたのか全く思い出せませんね🤔
今年の秋はダイエットの意も込めてスポーツの秋を楽しみたいと思います!

さてさて今回のテーマは
『ドライマウスってなに?』です。

皆さん、ドライマウスって聞いたことはありますか?
ドライマウスとは何らかの理由で唾液が減少し、お口の中が乾燥した状態を示します。
口腔乾燥症とも呼ばれます。
健康な成人の場合一日あたり平均1.5ℓほど唾液は分泌されますが、唾液が減少してドライマウスになると様々なトラブルが起こりがちです。

①むし歯、歯周病のリスクが高まる
唾液には自浄作用といって、口腔内の汚れを洗い流して衛生状態を保つ働きがあります。ドライマウスになるとそれが難しくなりむし歯や歯周病のリスクが高くなるのです。

②食事が困難になる可能性がある
唾液の不足により食べ物が湿らず塊になりにくくなり飲み込みがしづらくなることがあります。これを嚥下障害といい、嚥下障害が続くと誤嚥性肺炎のリスクが高まったり、食事が満足にとれなくなり栄養バランスが崩れたり、体重が減少することもあります。
また、唾液には、味蕾(味を感じる組織)に味物質を届ける役割があるため、唾液の減少に伴い味が感じられにくくなり味覚障害に陥ることもあるそうです。

③口臭
先程お伝えした通り唾液には自浄作用がありますが、それが働かなくなるとお口の中に汚れがあり溜まり口臭が悪化する可能性があります。

④舌のひび割れ
ドライマウスになり口腔内が乾燥していると、舌の潤いもなくなり、舌がひび割れたり、場合によっては痛みが生じることもあります。

上記のように、唾液には大切な働きがたくさんあるため、それが減少しドライマウスになると不便なことがたくさんあります。

ドライマウスの原因には様々なものがありますが、主に
・ストレスや緊張
・口呼吸
・薬の副作用(口渇)
・放射線治療による影響
・口腔周囲筋の筋力低下
・シェーグレン症候群や更年期障害、腎不全、糖尿病などの何らかの疾患の一症状としてでることも。

ドライマウスの治療法は様々ですか、まずは自分のドライマウスの原因が何なのかを見つけることが重要です。原因に合わせて、治療方法が変わりますが、主に人工唾液を使用したり、唾液の分泌を促進するマッサージや薬物療法、筋機能療法などがあります。
また原因によっては歯科だけでなく他の医科との連携の元治療をしていく場合もあります。

もしかしたら自分はドライマウスかも?と思ったらまずはお気軽に歯科医院を受診して相談しましょう🦷

ここまで読んでくださりありがとうございました🙇‍♀️