歯ブラシだけではむし歯や歯周病は予防できないって、ご存じですか?

こんにちは😃歯科医師の福本です。

 仙台育英、高校野球初優勝🏆しましたね!おめでとうございます🎉宮城の多くの県民のみなさんが、元気をもらったのではないでしょうか☺️
 まだまだ、コロナは収束しそうにありませんが、育英の優勝で、気持ちが前向きになれたような気がします😃

 さて、今回は【歯みがき】についてです。
●『毎日、歯ブラシで歯みがきすれば、むし歯や歯周病を予防できる』
●『デンタルフロスや歯間ブラシは、歯に挟まった食べ物を取るために使う』
と、思っている方はいませんか?
実は、どちらも誤りです🥲

 TVコマーシャルでも伝えられていますが、《歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れはきれいにならない》のです。つまり、歯ブラシしか使っていない人は、歯と歯の間からむし歯や歯周病になってしまうのです☝️

 では、どうすればいいかというと・・・
【歯間部清掃用具を毎日使う】ことです!
【歯間部清掃用具】とは、
1️⃣デンタルフロス
2️⃣糸ようじ
3️⃣歯間ブラシ  などです。

それぞれについて、簡単に説明します。
1️⃣デンタルフロス

 糸のようなものを指に巻きながら、糸の部分で汚れをとります。慣れないと、使うのが難しいです。

 

 


2️⃣糸ようじ


 ホルダー付きの糸で、汚れをとります。ホルダー付きなので、デンタルフロスよりも使いやすいです。糸がへたってくるまで、洗って何回も使用できます。
 Y字型とF字型があり、奥歯はY字型が使いやすいです。


3️⃣歯間ブラシ


 歯と歯の間に隙間がある場合に使用します。隙間の大きさに合ったサイズを選ぶ必要があるので、歯科医院でサイズをチェックしてもらいます。

 どの【歯間部清掃用具】も、使い方にコツがあるので、歯科医院で教わりながら使うと、効果的に汚れを落とすことができます。

 

 歯と歯の間のむし歯は、レントゲンを撮らない限り、穴が開いたり痛みが出ないと気がつきません。そうなってからでは、むし歯は大きくなっていることが多いです。

 

 初期のむし歯であれば、歯間部清掃用具を毎日使用することや、間食のコントロールをすることで、歯を削らずに進行を止めることもできます。この場合、定期的に歯科医院でレントゲンチェックや汚れのチェック、歯のクリーニングをお勧めします。

 

歯と歯の間のむし歯、歯周病を予防するために、まずは毎日【歯間部清掃用具】を使う習慣をつけることから始めましょう!ただ、出し入れするだけでは不十分なので、できれば歯科医院で使用方法を教えてもらってから使えると理想的ですね。