みなさんこんにちは!
歯科助手の岡崎です🐰♪
暑い日々が続いていますが、みなさん元気にお過ごしでしょうか?🎐熱中症に気をつけて、今年の夏も乗り切りたいですね☀️
今回は、歯周病についてお話していきます!🦷
歯周病とは、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)から侵入した細菌が、歯の周りに炎症を起こしていく病気のことです。はじめは、ほぼ自覚症状がないまま、どん進行していく怖い病気です😰歯周病の主な原因は、歯と歯ぐきの間に付いた歯垢や、歯周菌と呼ばれる細菌の感染です。
🦷~歯周病の進行~🦷
①歯肉炎
歯と歯ぐきの境目に歯垢が溜まり、細菌が出す毒素で歯肉が炎症を起こし、歯ぐきが赤く腫れてしまう状態です。
②歯周炎(軽度)
①の状態で炎症が進み、歯と歯ぐきの間の歯周ポケットが深くなったところに歯石が付いて、歯を支えている骨(歯槽骨)が溶け始めます。歯周ポケットは4~5mm程度で、歯ぐきから出血がある状態です。
③歯周炎(重度)
歯を支えている骨(歯槽骨)が、どんどん溶けていき、歯の根が露出し、歯がグラグラして揺れ動く状態です。歯周ポケットは6mm以上で、歯ぐきから膿みが出ることもあります。
①の「歯肉炎」と、②③の「歯周炎」の大きな違いは、歯を支えている骨(歯槽骨)に影響があるかないかの違いです。歯肉炎の場合、歯槽骨に影響はないのですが、歯周炎になってしまうと、歯槽骨が溶ける(骨吸収)が始まってしまいます😱また、歯がグラグラして動揺が進行していくと、歯を抜かないといけなくなってしまいます。
⚠️~歯周病の怖いところ~😱
歯肉炎の状態だと、セルフケアによる正しい歯磨きや、歯科医院での定期的なメインテナンスを行えば、元の健康な状態に戻すことが可能ですが、歯周炎が悪化し、歯を支えている骨が溶け始めてきてしまうと、前の状態より少しは改善できても、元の健康な状態には戻れなくなってしまうところです。
また、お口の中だけでなく、歯周病による慢性炎症が原因となって起こる身体の病気もあります。歯周病との関連が挙げられているのは、糖尿病、心筋梗塞、動脈硬化症、早産・低体重児出産、アルツハイマー病、がんなどがあります。特に、重度の歯周病が糖尿病を悪化させ、糖尿病が歯周病を悪化させることがある程、糖尿病と歯周病の関連は深いのです。歯周病治療をすることで、糖尿病の状態がわずかに改善することも報告されています。また、喫煙は歯周病のリスクを高めてしまいます。たばこの煙や成分は、お口の中の粘膜や歯ぐきから吸収され、吸収されたタバコの有害物質は血管を収縮し、歯ぐきの血流量を減少させます。
🌟~歯周病予防をしよう!~🦷
歯周病の予防に欠かせないことは、毎日の歯みがき🪥や、歯科医院で行っている定期的な歯石除去✨です!
歯周病菌に負けない体づくりのためには、栄養バランスのとれた食事、飲酒をほどほどにする、禁煙をしてみる、ストレスを溜め込まない、十分な睡眠をとる、 など日々の生活習慣を少し見直してみることが大事になります🌟
毎日の丁寧な歯みがき🪥、歯科医院での定期的なメインテナンスに通い、お口の健康状態を一緒に保っていきましょう!☺️🦷✨