みなさんこんにちは。
かさはら歯科医院の歯科衛生士の横澤です( ¨̮ )
蒸し暑い日々が続いておりますね…
昨晩は雷雨と豪雨の音も重なり、なかなか寝れない夜でした。
ついに梅雨入りを果たしたのでしょうか…?
ちなみに、この梅雨入り前後の時期は、ある生き物の見頃でもあるのですが、皆さん、なにかお分かりでしょうか?
正解は蛍です💡⠜
私は季節を感じる生き物を見るのが好きで、今年も蛍を見に行ってまいりました。
仙台では、台原森林公園で蛍を見ることができます。皆さんも良ければ足を運んでみてください♪(虫除けスプレー必須です!今年も3箇所刺されました…笑)
前置きが長くなってしまいました。さて、今回は、意外と知られてない『認知症と歯周病の関係』についてお話します。
まず、知っておいていただきたいのは、口の感覚を司る神経は、脳の中の運動野と感覚野のそれぞれ3分の1を占めていることです。
これはつまり、歯のケアなどで口を刺激すると、大脳の広い範囲に影響が及ぼされることを意味しています。
また、歯でものを噛むと、ひと噛みごとに脳に大量の血液が送り込まれます。歯の下には「歯根膜」というクッションのような器官があって、歯はそこにめり込むようにして立っています。噛んだ時の、ほんのわずかな圧力で、歯根膜にある血管が圧縮されて、ポンプのように血液を脳に送り込むのです!
つまり、噛めば噛むほど刺激で脳が活性化されて元気になり、どんどん若返るのです✨
逆を言えば、歯の本数が少なくなればなるほど、歯根膜のクッションにかかる圧力が減って、脳に送り込まれる血液の量が少なくなります。脳への刺激が減って、脳機能の低下につながるわけです。
脳機能の低下は、ヤル気の喪失や、もの忘れを引き起こし、やがては認知症へとつながっていきます。事実、口の中に残っている歯の数と認知症発症率には、関連があります。
東北大大学院の研究グループが、70歳以上の高齢者を対象に行った調査によると、「脳が健康な人」の歯は平均14.9本でしたが、「認知症疑いあり」と診断された人はたったの9.4本でした。
つまり、残っている歯が少ない人ほど、認知症になりやすいことが明らかになったのです。
昔から言われている「歯がない人はボケやすい」は、科学的に見ても正しかったのです。
皆さん、認知症の予防のためにも、日頃からよく噛んで食べることや、歯科受診により、健康な歯を少しでも長く残しましょう!
日本臨床歯周病学会や米国国民健康栄養調査(NHANES)などの報告では、歯周病が関わっていると考えられる主な病気には、
・アルツハイマー型認知症
・血管性認知症誤嚥性肺炎
・糖尿病
・動脈硬化
・脳梗塞
・心筋梗塞
などが挙げられます。
正しい歯のケアを身につけると、これだけの病気が予防・改善できるのです!
今のうちに歯のケアに力を入れましょう。
引用= PRESIDENT Online