クレンチングについて

みなさん、こんにちは!
歯科衛生士の山﨑です!

まだまだ、寒い日が続きますね…
朝、夜とお昼の寒暖差が激しいので、しっかり体温調節をして体調を崩さないように気をつけましょう😌

もう少ししたら、気温も少しずつあがってきてお花見ができるかもしれないですね🌸

さて、本日は「かみしめ」と「食いしばり」についてお話していきますね。

みなさん、普段「かみしめ」や「食いしばり」
をしていらっしゃいますか?

実は、「かみしめ」や「食いしばり」は普段意識せずに無意識に行っていることが多く、仕事をされている際や、寝ているときなどが多いそうです。

なので、朝起きたときに顎が痛んだり、気付かないうちに「かみしめ」や「食いしばり」を行っているがために、常に顎やお口周りの筋肉が緊張状態になってしまい、疲れてしまっている症状がおきてくるのです。

通常、私たちの上下の歯が接触する時間は、意外と短く、食事の時間をいれても、1日に計15〜20分間と言われています。

私たちは意識してはいませんが、ほとんどの時間は上と下の歯の間には、「安静位空隙」と呼ばれる1〜3mmぐらいのすき間ができています。これは誰しもすき間があいているのです。

しかし、近年は精神的ストレスにさらされる方が増え、顎の筋肉の過緊張(顎の筋肉が常に強ばっている状態)によって何十分間も連続して強くかみしめる習癖(くせ)をもった患者さんが増えています。
この習癖を「クレンチング」といいます。

その患者さんたちは、歯が揺れだす、歯が浮いてかめない、冷たい水にしみる(知覚過敏)、口の開閉時に顎の関節付近に痛みを感じたり、「コキン」という音がしたりする、肩こりがするなどの症状を訴えます。
検査してみると、必ずしも虫歯や歯周病にかかっているとは限りません。

ただ、歯周病にすでにかかっている患者さんがクレンチングを始めてしまうと、歯周病を急速に悪化させ、歯を支える組織に重大なダメージを与えることがあり、注意が必要です。
歯をずらさずにじっと噛みしめるのがクレンチングですが、歯ぎしりでも同じことが言えます。

無意識のうちに始めてしまうクレンチングを自覚することは難しいとは思いますが、パソコンに集中していたり、机に向かって急ぎの仕事をしていたりするときなど、ちょっと手を休め、クレンチングしているかどうか確かめてみてください。

クレンチングをしていることに気付いたら、20〜30秒間ほど上を見上げて背筋を伸ばし、ふだんから上下の歯が接触しない状態を保つように心掛けてみましょう。

いかがでしたでしょうか?
少し意識をして上下の歯を離してみましょう。

ご拝読ありがとうございました😌

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