印象 について

皆さんこんにちは🍙

歯科衛生士の松山です。

2月も終わり、あっという間に3月ですね!私は3月といったらひな祭りをイメージします😌三姉妹ということもあり、実家では毎年 姉や母たちと七段飾りを出し、当日はちらし寿司や季節感のあるスイーツなどを食べながら楽しむのが恒例になっています♪七段飾りは細かい作業が多いですが、全て組み立てた時の充実感はとても気持ちが良いです!私も一人暮らしなりに、季節の行事を楽しみたいと思います

 

さてさて、今回は「印象材」を紹介します。

専門用語で歯の型を採ることを「印象採得」、

また型を採る材料を「印象材」と言っています。

歯型をとる材料は大きく分けると2種類あります。

アルジネートというピンクの軟らかい材料と、シリコンゴムを使った弾力に富む材料の二種類です。

このうち、現在歯科治療で最も使われている印象材は、前者のアルジネートです。

皆さんも一度は歯医者さんで、なにやらピンク色のプルプルした材料を口の中にいれられた経験があるのではないでしょうか? あれがアルジネートです。

アルジネートは”アルギン酸ナトリウムを主成分としています。これは海藻から取れる成分であり、かまぼこや人工いくらの原料として使われています。(!)

型を採るときは、息がしにくいなどの不快感があるかもしれませんが、そんなときには「これはかまぼこと同じ材料か」と思うと少しは楽になるかもしれません。😅

アルギン酸印象材は、比較的価格が安く使い勝手も良いので広く使われていますが、今日の歯科医療水準が求める精度を十分に満たすことはできません。

そこで精度を向上させるために、アルギン酸印象材と寒天を同時に使うのが一般的です。型を採るときに熱いと感じた人もいるかもしれませんが、それは溶かした寒天を使ったからです。その他にも精密な印象が採れるシリコンゴム系印象材などを利用することもあります。

 そのようにして採った印象に、石膏を流し込んで模型を作ります。その模型を使って技工士さんが詰め物や銀歯などを作りますが、現在の歯科医療の水準は10ミクロン(1ミリの1/100)以下の精度を目標にしています。このように、歯科医療はこれまで、いかに精密なものを作るかをたえず追求してきました。

しかし、どんな精密な型を採ろうとしても、歯に食べかすが残っていたり、歯ぐきが腫れていて出血がありますと、正確な型が採れない可能性が高くなります。ですから治療中の歯や歯肉の衛生管理も非常に大切なことです!日頃のセルフケアも忘れずに、重要視していきましょう。

 

最後までお読み頂きありがとうごさまいました!